ｊ ｕ ｍ ｐ く ん と 愛 さ れ ｇ ｉｒ ｌ .

撮 影 現 場 ＊ 山 田 涼 介 ページ20

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＊ Ryosuke Said .




『 あ！セミオトコ発見！ 』



そう言って あどけない表情を浮かべながら 笑うA。




…いやいや 、 撮影でも会ってんじゃんか 、 笑




って 思わず突っ込みそうになったりもしたけど 、




そのまま Aのペースに合わせて歩くことにした。




「 撮影よろしくね 、 A 」



『 こちらこそ〜！ 』




竹林がたくさんある道を Aと手を繋いで歩く。




なんだか こうしてると ホントに セミオトコの撮影を



しているみたいで。



『 あ 、 ねぇ！涼介！



セミが居るよっ 』




ふわりと微笑む Aは 前までは大の虫が苦手だったのに




撮影 というか 仕事になると ほんとそれを可にしちゃうし




すごいなって思う。




「 ほんとだね 」



『 セミオみたいに お話してみてよ！ 』




…また こんな無茶振り言うでしょ？ コイツは 笑




「 …仕方ないなぁ 、 笑





うんうん 、 ね？ いいでしょ？



ん〜 、 なんて素晴らしい世界なんだ！ 」




そう思いながら しっかりと してしまう 俺は 、




相当 Aには 弱いみたい 笑




『 なにが いいでしょ〜 なの？ 』




「 ん？ Aとデートが出来て 」




『 ……へ 、 』



予想外のことを言われたからなのか 段差に気付かず



転びそうになる。



「 …っぶね 、 何してんの 、 A 」





間一髪のところで Aのことを 抱きとめて 、




なんとか 転ばないで大丈夫だったから 良かったけど。





『 …ありがと 、 涼介 』




「 いいよ。



気をつけなよ？ 」




さっきよりも 強い力で Aと手を繋ぐ。



また転んだりしたら 危ないからね？ 笑









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