小悪魔、ときどき小鹿 *__After Story*

クリスマスの贈り物 ページ44

勇気を出さなきゃ



私が中々言い出せないのを察したのか優しく私の隣で手を握ってくれた





LH「大丈夫」




そう言って微笑んでくれるから




「あのね、、、私


赤ちゃんが出来たの、、、！




今３か月」





決死の覚悟でそう告げると隣で固まってしまうルハンオッパ





LH「え、、、ちょ、、それって、、




俺がお父さん・・・？」





「オッパと私の子供だよ」





お腹に手を当てる私を見て突然ルハンオッパの目から涙がこぼれた





「ルハンオッパ・・？」




急にそんな反応するからビックリしてしまう



オッパが泣いてる、、






LH「俺と、、Aの、、、」





まるで壊れ物を触るかのように静かに私のお腹に手を当てるオッパ


そうするとまたさらに涙ぐむから





「オッパの方が今は泣き虫だね」



なんて言ってみる




LH「だって、、こんな幸せなことって他にないよ」




「・・でも、まさかルハンオッパがプロポーズしてくれるなんて思わなくて、、


だからこのままだと出来ちゃった結婚って言われちゃうよね、、ごめんなさい」




LH「何で謝るの？」




「だって、、ルハンオッパが世間から変な目で見られるかも


ただでさえ芸能人と一般人の結婚なのに先に赤ちゃんが出来てるなんて・・」




LH「Aは赤ちゃんが出来て悲しかった？」




「そんなことない！、、最初は戸惑ったけどすごく嬉しかった」




LH「るぅも同じ気持ち。



それにね、赤ちゃんが出来てても出来てなくても俺はAと結婚するし、


たまたまタイミングが同じだっただけだよ？




だからそんなこと気にしてないし、むしろ本当に嬉しいんだ、、、





とっても大切なクリスマスプレゼントを貰った気分」





「ルハンオッパ、、」






なんて優しいんだろう



オッパは私のことを本当に大切に考えてくれてる





LH「それに第一赤ちゃんがいるって知らずにプロポーズしたのは本当だから、


世間にどう思われようと全然大丈夫。



言いたい人には言わせとけば良いの！」




「・・・ありがとう」




私ばっかり先走って変な心配して


でもそんなのぶっ飛ばしちゃうくらいにルハンオッパには私の不安なんて関係なかった






LH「俺とAと、、赤ちゃんと、、３人でこれから幸せになろうね」




「うん、絶対に」







キスをした私達を祝福するかのように静かに雪が降りだした



あなたと家族になれるなんて私はきっと世界で１番幸せ者だよ

作者：続編お知らせ→←これから先ずっと...

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