私の王子様。 (ページ15)

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そんなことを思ってるとあっという間に男の先輩たちに囲まれてしまった。ニヤニヤしていて気持ち悪い…。

男1｢へー、結構可愛いじゃん｣

男2｢え、やば、俺のタイプに当てはまんだけど｣

男3｢この子俺気になってたんだよね〜ラッキー☆｣

男4｢そんなことどうでもいいからさっさとやっちまおうぜ(笑)｣

この人たちは何を言ってるの…？

分かるような気がするけど分からないふりをする。

すると、男の人に押し倒された。
そして私は2人の男の人に両腕を押さえられて、残りの2人に服を脱がされて、気づけば下着姿だけになってた。

女の先輩たちはそんな私を見て笑ってる。
ざまーみろみたいな顔で。私が、私が何をしたって言うの？隆弘の幼なじみなのはたまたまなのに。

私の気持ちなんか知らなくて男の人たちはどんどんエスカレートしていく。しかも4人一斉に色んなことを触ってくる。
それが嫌で嫌で身体をよじってもそれを見て、

男｢やべえ、興奮するわ(笑)｣

とだけ言う。

隆弘…助けてよ、ねえ、約束忘れたの？
私との…約束…。

ブラは完全に外されてて色んな人に触れてて気持ち悪い…。

1人の男の人が太ももあたりに手を伸ばしてきて、思いっきり身体をよじる。

そんな私の反応を見てニヤッと笑う。

やだ…やだよ…。

隆弘…助けて…！

男の人が下着の中に手を入れようとした瞬間…

ガラッとドアが開いた。

私の位置からじゃ何も見えない。

女の人が焦った声で言うのが聞こえる。

？｢何してるんですか？｣

女1｢いやこれはねっ、西島くんの周りをうろついてるこの子、いたら邪魔でしょ？だからもう2度と西島くんに近づかせないために…｣

？｢誰もそんなこと頼んでませんよ？しかも邪魔とか思ったことないですし。むしろいてくれて安心できるんで｣

隆弘…？

もう私の意識は朦朧としていて何も分からない。

私の周りにいた男の人が、チッと舌打ちするとドタバタいわせながら走り去っていく…。

？｢っ！…A！｣

そして誰かが、私の名前を呼ぶ。
その声に安心して私は意識を手放した。