闇の帝王の娘と捻れた世界【ツイステ】【HP】 (ページ49)

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𖤐˒˒

「ここがマジフト場じゃ!選抜選手に選ばれたからにはここで練習に励むように!」

メイサは喉の中程まで迫り上がってきていた、外まで陰気臭いのね、という言葉を飲み込み、練習している生徒達を眺めた。

魔法が飛び交い、生徒たちが縦横無尽に箒を駆使して飛び回る。
クィディッチに少し似ているからか、メイサは僅かな懐かしさを覚えた。

「...基本は実戦形式なのね。」

「そうじゃな。今からでも試合するか?」

メイサは静かに頷いた。

リリアは練習していた生徒達に声をかけ、事情を説明した。生徒達は快く練習相手を引き受け、準備体勢に入った。

メイサはリリアから簡単なルール説明を受ける。

「マレウス相手での健闘ぶりからして3対1でも大丈夫じゃろ!先に1点を取った方の勝ちじゃ。」

ディアソムニア寮生3人が箒とマジカルペンを持って前に進み出る。メイサも箒と杖を持って前へ進み出る。

リリアがディスクを投げる。

次の瞬間にはメイサが放った呪文とディアソムニア寮生の一人が放った呪文がぶつかり合い、激しく光る。
ディスクは2つの呪文により上空へと吹き飛ばされ、先に上空へと回っていた他のディアソムニア寮生の手に落ちる。

メイサはすかさず引き寄せ呪文でディスクを自分の手元へ引き寄せる。