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「さて、授業についてですが...取り敢えず入学辞退者が出て空きがある1-Aで受けて頂きます。なにか問題や飛び級がない限り、今年度は1-Aに所属して頂きます。
部活については寮の紹介が終わり、寮が決まり次第また紹介しますので待っていてください。」
「は〜い。じゃ、また放課後に鏡があった所に行けばいいのね。」
「はい。鏡の間で落ち合いましょう。」
メイサは1-Aの前まで学園長に案内してもらい、その教室の前で学園長と一旦分かれた。
ばいば〜い、とメイサは学園長が見えなくなるまで手を振り、教室の扉へと手をかけた。
扉を開ける前に前に一度だけ深呼吸し、ガラリと扉を開けた。
マグル生まれと一緒に学ぶなんて嫌だわ、と心のうちで思いつつもクラスメイトには悪い印象を抱かれてほしくないメイサは薄っぺらい笑みを貼り付け、席に座る。
容姿が整っていて且つ男子校に特例入学した女子であるメイサはとても目立っており、クラスメイトの目を引いた。
教室のど真ん中を通り、一番目立ちそうな席を選んで座る。
あちらこちらから息を呑むような音がする。
その音を聞いてメイサは少しの間満足感に浸る。
「横座って大丈夫そ?」
「えぇ。どうぞ。」
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