幼 馴 染 み ( 黄 ) ページ7
( # # Hikaru.Y )
幼なじみのAから 、 久しぶりにご飯でも行こうよって連絡が来たのは 、 一週間くらい前のことで。
断る理由なんてない俺は 、 オフの日を伝え、
今日会うことになった。
『 ひかる〜! ごめんね 、 遅くなっちゃって。
久しぶりだね 』
そう言って 走ってくるAは 、
昔の幼なじみの可愛いAではなくて 、
もうすっかり 綺麗な女の人になっていて。
俺の心臓が ドクっと言ったのがわかった。
光「 …おう 、 久しぶりだな 」
『 光 、 すっごい人気だね!!
わたし時々 ヒルナンデスとか歌番組見てるよ♪ 』
無邪気に笑う Aは俺の知っているAのままで
俺が大好きな 八重歯を見せてニコッと笑った。
光「 …なんかさ 、
綺麗になったな? 」
俺の言葉に みるみるAの顔が赤くなっていく。
それに気付いたAが顔を手で隠そうとする。
光「 隠すなよ 」
その隠そうとする手を握ると 、
『 …光のバカ 、 なんで急にそんなこと言うの 』
と 、 真っ赤な顔で俺を睨んだ。
光「 ……なんでって。
思ったから言っただけ 、 だけど? 」
『 ………、 』
光「 歩くの早すぎな 、
待てよ 」
よっぽど恥ずかしかったのか 早歩きをするA。
『 …ほら 、 もー行くよっ 』
俺の言葉に頬を膨らませながら 、 さっきよりも遅く歩いて 、 個室のある居酒屋に向かった。
# #
光「 おーい 、 A。
飲むペース早くないか? 」
そう言ったときにはもう遅く 、 ほとんどもう酔いつぶれている状態だった。
『 …べつに 、 ……わたし 酔ってないもん 』
真っ赤にした顔で ふにゃっと笑うAは 、
幼なじみの俺から見ても可愛くて 、
光「 …知らねーぞ 、 俺じゃなかったらお前絶対に手出されてんぞ 」
我慢をするのも限界だったけれど 、出来るだけ平常心を保とうと Aの頰に水の入ったグラスを当てる。
『 …ひやぁ!冷たっ…
でも 、 冷たくて気持ちいいねー 』
光「 …ったく 、 」
溜め息をつくと 突然ずっしりとする俺の肩。
光「 ……A? 」
ふにゃっとした顔で 俺の肩に頭を乗せて 静かに寝息を立て始めた。
光「 …お酒 、 苦手なら言えよな 、
ばかA 」
コツンっとおでこを軽く叩いた。
『 ……ん、…ひか…る 、 』
光「 …あー 、 もうっ 」
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野球チームのマネージャー - 薮くんのお話好きです! (2017年12月2日 20時) (レス) id: a4a13095dd (このIDを非表示/違反報告)
シ ナ モ ン ロ ー ル . 。(プロフ) - すいきっちょりぽんぬさん» 遅くなってしまいすみません!書かせて頂きますね♪ (2017年10月27日 20時) (レス) id: 3609ca3214 (このIDを非表示/違反報告)
すいきっちょりぽんぬ(プロフ) - 変態な伊野尾くんが、下ネタギリギリのことを彼女に連発して困らせる、っていうのが見たいです(笑) (2017年9月20日 18時) (レス) id: b4274e28eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シ ナ モ ン ロ ー ル . 。 | 作成日時:2017年7月27日 23時