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涼「 結構長い時間 、 話してたね?
…腹減ったー 」
『 わたしも(笑) 』
涼「 朝ご飯 、 食べに行こうかな 、 」
『 何食べるの? 』
…誘いたいけど 、 誘えなくて 、
なんだか 調子が狂う。
涼「 モーニングあるところがいいかな 」
『 近くに美味しいところがあるよ!
…良かったら 一緒に行く? 』
涼「 え 、 いいの? 」
『 もちろん 』
心の中で ガッツポーズの俺 。
早起きして 、 本当に良かった。
『 …じゃあ行こっか!
……っきゃ、 』
涼「 Aちゃん 、危ない 」
ずっと座ってて 足が痺れていたのか 、
バランスを崩すAちゃん。
庇うために ぐいっと腕を掴む。
あまりの衝撃にそのまま抱きしめる形になった。
『 …わ 、 ごごごごめん! 涼介くん 、 』
慌てるAちゃんがあまりにも 可愛くて 、
微笑ましくて 、 あぁ 。これが恋ってやつか 、
なんて思う自分がいて。
涼「 どんくさいなー 、 もう。
…ほら 、 大丈夫? 」
手を掴み 顔を覗き込むと 、
恥ずかしそうに 俯くAちゃん。
『 …本当にごめんね? 』
涼「 へーきへーき。
歩ける? 」
『 大丈…っ 、 』
一瞬 顔を強張らせた気がしたのを見逃さなかった。
涼「 …もしかしてさ 、
足 挫いたんじゃない? 」
『 …そう 、 かもしれない 』
涼「 捕まって 」
いくらなんでも 初対面の人に おんぶされるのは 、
嫌だと思い 支えて歩くことにした。
涼「 家 、 近いんだっけ? 」
『 …10分 、 くらい 』
涼「 んー じゃあ 、 俺の家のが近いかも 、
…応急処置した方が良さそうだし
家 、 来る? 」
『 …へ 、 でも!
そんないきなり 、 申し訳ないよっ 』
涼「 大丈夫 、 一人暮らしだから。
…安心して。何もしたりしないから 」
『 …ごめんね 、 』
そう言ってAちゃんは俺に掴まりながら 、
ゆっくりだけど 歩いた。
***
涼「 汚いけど 、 上がって? 」
『 お邪魔します… 』
家から近かったのもあり 案外早く着き 、
とりあえず Aちゃんをソファーに座らせる。
涼「 ……ちょっと痛いかも 、 」
足を軽くマッサージした後 、
湿布を巻いて 応急処置をした。
『 初対面なのに 、 ここまでしてくれるなんて 、
涼介くんって 優しいんだね 」
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野球チームのマネージャー - 薮くんのお話好きです! (2017年12月2日 20時) (レス) id: a4a13095dd (このIDを非表示/違反報告)
シ ナ モ ン ロ ー ル . 。(プロフ) - すいきっちょりぽんぬさん» 遅くなってしまいすみません!書かせて頂きますね♪ (2017年10月27日 20時) (レス) id: 3609ca3214 (このIDを非表示/違反報告)
すいきっちょりぽんぬ(プロフ) - 変態な伊野尾くんが、下ネタギリギリのことを彼女に連発して困らせる、っていうのが見たいです(笑) (2017年9月20日 18時) (レス) id: b4274e28eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シ ナ モ ン ロ ー ル . 。 | 作成日時:2017年7月27日 23時