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適当彼女 × 不器用彼氏 ( 青 ) ページ2

( # # K e i . I )

伊「なぁーさっきから聞いてんの？」

『んー？うんー』

彼女の Aがさっきから全然相手にしてくれません

伊「もう、俺拗ねていい？」

『いいんじゃないー？』

…あっそ、もうAなんて知らない。

俺はそのままぷぃっとそっぽを向いた

伊「 ……ばーか。」

小さく呟いた後、俺は疲れてたのもありそのまま寝てしまった。

伊「 …………、 A？」

目覚めるとそこには Aの姿はなくて、
かかっていなかったはずの布団がかかっていて
ついていた電気も消えていた。

『あれ、起きたの？おはよ』

ぼーっとしていると扉が開いて、
美味しい匂いとともに Aが帰って来て。

伊「 …ばかA。」

なんだか寂しくなってしまった自分に腹が立って
俺よりも体も背も小さいAに抱き着く。

『ごめんね？慧。

仕事やっと落ち着いたから久しぶりにご飯作ったの

一緒に食べよ？』

伊「食べるけど。

… もーちょっと、俺にも構えバカ。」

『寂しかった？

でも慧とゆっくり過ごしたかったから、

何が何でも仕事はやく切り上げたかったの。』

伊「 …う、

じゃあ、あーんってしてくれたら許す」

あえて Aが絶対やりたがらないことを言う俺もつくづくめんどくさいなーと思ったけど、
たまにはわがままも聞いて欲しい。

『 …一回だけだよ？

はい、 ………、あーん。』

Aに食べさせてもらったご飯は本当に美味しくて
思わず笑みがこぼれてしまった。

俺の彼女は、すっごい適当で、
相手にしてくれないときもあるけど、

優しくて恥ずかしがり屋でもある。

そんなAが俺はやっぱり大好きで、
敵わないなって思った。

『慧のばか！恥ずかしい… 』

伊「俺を寂しくさせた罰だ！

…すっげー、美味しい。ありがと」

# #

いのちゃん×適当彼女。