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# ８ ページ9
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帰りはAが車を運転してくれた
『 ALSテレビでやってた時、もっとちゃんと見とけばよかった。全然覚えてへん 』
ヘラっと笑うAに胸が傷んだ
まだ、まだ決まった訳やない
｢ そやんなぁ .. 家帰ったらちゃんと調べよか ｣
『 ぅん .. 』
言い返したいけど、ほんまにそんな気がしてきて言い返せへんくなる
( そんな泣きそうな顔せんといて )
『 うちがこんな顔したらあかんのに、シゲの方何倍も、何倍もｯ .. 不安で怖くて堪らんのに .. ！ 』
あぁ、もう
あかんて
｢ ほんまAは俺の事が好きやなぁ ｣
Aが泣くんはいっつも俺の事やんか
信号が赤になって車が止まる
Aの頬に流れる涙を拭いてやりながら
『 んっ .. ｸﾞｽ 』
｢ 俺はまだAにチューできんで？笑 ｣
安心して欲しくておどけて笑顔を向けた
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作者名：@。 | 作成日時：2019年2月17日 22時
