ALS【重岡大毅】 (ページ13)

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# １２ページ13

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涙も止まってきて

淳太の部屋へ入ろうとした時やった

｢ｯ｣

｢ぬぅぉう！？｣

また力が抜けて転びかけた

前に淳太が居たから転ばずに突っ込んだだけやけど

｢なんやねん、ビックリして変な声出たわ。はよ離せ｣

未だ掴まっている俺にそう言うけど

まだ力入らへん

｢これやねん、俺が別れたん｣

｢は？｣

違和感はありつつ立てるようなって部屋へ入る

｢転んでやらかしたんか｣

｢ちゃうわ。俺、病気かも知れへん｣

眉間に皺を寄せる淳太

どういう事や、と言われ病院での事を説明した

｢俺が最近、練習中に疲れた～言うて座り込んだのも集合遅れたりしたんも、全部、全部それが原因やねん｣

｢嘘やろ .. ｣

嘘でもこんなん嫌やわ

そう言うと淳太は頷いた

｢俺はシゲが病気でも何でも遠慮はせぇへん。シゲはシゲや。でも配慮はする。そうやって出来る所まで助け合ってこ。

.. 皆にもちゃんと言おな。もちろん、Aともちゃんと話せ｣

止まった涙が再び溢れる

淳太は強く強く撫でてくれる

｢まだ泣くのは早いやろ、｣

｢じゅんたもぉｯ .. ﾋｸﾞｯ .. 泣いてるやんかぁ .. ｣

これは鼻水やどつくぞ

そう言われたから2人で鼻水を垂れ流した