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「 お医者さんは可能性がある言うてるだけやから、俺はまだ何の病気もしてへん。少しおっちょこちょいやけど健康的な重岡大毅や 」
そやろ?
そう聞くとまたコクリと頷く
「 せやけど、今後何があるか分からへん。ほんまにALSって診断されるかもしれへんし、多分今のまま行けばそうならざるを得ないんやと思う 」
あかん、涙零れそうや
「 俺らはまだ結婚してへん。赤の他人や 」
やめろ、零れるな、零れるな
「 この婚約を解消して、ただの知り合いに戻ろう 」
『 冗談やろ? .. 何言うてるん .. ? 』
お前も泣かんでええねん、
泣くなやA
そんな、そんな顔せんといて
「 これに関してはAの意見は聞かへんで。 」
そう言ってイスから立ち上がり、財布と携帯だけ手に取って家を出た
また転ぶかもしれへんのになぁ
立てへんくて轢かれてしまうかも
「 .. いっその事轢かれてしまいたいわアホ 」
この後どこ行けばええんやろ
Aのあんな傷ついた顔初めて見た
所持金いくらやっけ
明日の予定は
「 何も考えられへんわ .. 涙はよ止まれや .. 」
自分から別れ切り出して何泣いてるん
これがアイツの為や
俺の気持ちよりAや
.. はよ忘れさせてくれ
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作者名:@。 | 作成日時:2019年2月17日 22時