3.鍵の行方どころじゃない ページ3
『……何処にもなかったらどうしよう……』
私は教室の前で、そんなことを考えながらドアをゆっくりと引く。
……あれ？あの人って、……
ドアを少し開けている途中、相川さんらしき後ろ姿が、私の席の前に立っていた。
あ！相川さんに鍵があるか聞いてみれば！……
そう思い付き、ドアを大きく開けようとしたときだった。
すると、相川さんは床に座り、私の机に頭を伏せる
そして数秒たったあと、頭をあげたかと思いきやずっと机を見つめていた
え？何々？……
そう疑問に思い、耳を済ましてみると、……
「……はぁっ、…はぁっ、Aちゃんの机だぁ、んふふっ、どんな味するのかなぁっ？……」
…………………………は？
え？いやいや、聞き間違いだよね？ね？
優等生でモテモテで、イケメンで有名の相川さんが、こんなことするわけないよね？
でも、よく見てみると、相川さんは過呼吸になって頬を赤らめ、目の奥には小さなハートがあった
こ、これまじの人だぁぁぁぁぁぁ！！！
罰ゲームとかじゃない！！この人本気で私の机なめようとしてる！！
「……いただきま、……」
『ちょぉぉぉっとまったぁぁぁあぁ！！！！』
私はｶﾞﾗｯ!!と、大きな音をならし、ドアを完全に開く
相川さんはその音と私の声に気づいて、瞬時に振り返った
目の奥のハートはなくなり、相川さんは目を丸くして、慌てて立ち上がった
『……あの、相川さん、』
「ひゃ、ひゃい！……」
『今、なにしようとしてました？』
「え、えっと、あの、……」
相川さんはカーディガンの裾を伸ばし、萌え袖になって顔を隠す
恥ずかしいのか！？なめられようとしてるこっちの方が恥ずかしいんだぞ！？
「な、なんでもないれふよ！？別に、Aちゃんの机ペロペロしたいとか思ってないれふ！」
私は真っ赤な顔をして目をそらす相川さんを見て、スッと鞄から携帯を取り出す
……こいつほんとに私の机なめようとしてたんじゃねぇかよ！！
私はそう震えながらも数字を打ち込んでいく
「あ、あぁ！ちょっと！１１０番するのやめてくらしゃい！ごめんなさい！！反省してます！！」
『……じゃあ、何でこんなことしたのか教えてもらうかな？』
「はい、……」
私が満面の笑みで答えると、すぐに返事は返った
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ちょこ - とてもよかったです！その後話がもっと欲しい！ (2019年9月24日 17時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです！その後話もっと読みたい！ 終わって欲しくない(´；ω；｀)あとそらるさん（彼方先輩）今は夢主ちゃんのこと、どう思ってるんだろう…?とても気になる…!! (2019年8月24日 1時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 夜空(主にDS)さん» できれば気づかないでほしかったぞwwww違うよ、やのんはいじる役だよ((((((((( (2019年4月1日 22時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(主にDS)(プロフ) - やのさん» ごめんなー(棒)ちょっと嬉しい気持ちがあったんだわ(^^)恥ずかしいんだね〜一生使えるネタが出来たw(嘘です)やのんは、いじられ役だね(( (2019年4月1日 22時) (レス) id: 1e511e327c (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 夜空(主にDS)さん» 毎度のごとく長文のコメントありがとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！( ；∀；)うん！更新頑張るね！ちょっwwwほめてくれるのはうれしいけど、恥ずかしいからそこには触れないでwwww (2019年4月1日 22時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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