【歌い手】能力なんかなくたって

罪滅ぼしの集会 ページ7

「突然ですが、昨日、Eランクの生徒がルール違反で死刑になりました。」





全校集会、一ノ瀬彼方はそう告げる、






でも、悲しむ人はEランクぐらいで、皆笑ってた






ムカついた、だけど、そんなことしても、神崎さんは喜ばない







____、私、頑張るね









私は前に行き、勝手に上がった







「なっ！……」





学園の強者たちは驚いていたけど、一ノ瀬彼方は止めてくれた







私マイクを取り、精一杯息を吸って、伝えた









『私はEランクです。

Eランクだからって、Eランクを理由に虐められてきました。

Eランクだから、いつから弱者がいじめられるようになりましたか？

いつから強者が弱者を潰すようになったんですか？


いつから！……









Eランクが弱者になったんですか！？』







私は大きく叫んだ






当然音割れして、まわりは驚いていた






だけど、Eランクの人は皆真剣だった





『Eランク、Eランク……お前らはEランクの気持ちわかってんの！？

ただランクが低いからって弱者と決めつけられ、Eランクを理由に虐めれた！


こんなのおかしい！！Eランクはただ能力がショボいクラス！？ふざけんな！


能力だって使い方次第で強くなれるんだよ！





Eランクは能力なんかなくたって戦えるんだよ！！！！』






私は喉が枯れるほど懸命に叫んだ






私は、はぁ、はぁ、と息を切らして、






『これで終わります。』と告げ、台から降りた






「弱者が叫んでんじゃねよ！！！」




「鼓膜が破れるわ！！治療費払ってくれるの！？」





当然クレームだらけ、そんなの私は知らない







私はあのとき、決断した





Eランクを全員、Eランクの上のランクにするって







私？私は……









ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ






あ、チャイムだ






私は周りの声など気にせず、Eランクの古びた教室に向かった

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まふまるさん

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