学校の王子様と悪役と偽悪役と。【歌い手】

46 ページ47

Aside



「でもまふ、お前、前にAのこと嫌いっていってたんだろ？」





彼方、そこ辛いから言わないで




「嫌いになる前は好きでしたし、僕は前よりAのこと好きになりました！」






やだ真冬好き←






「うらさんだって、いつもAと喧嘩しとるやん」





「だってAが生意気なんだもん、色んな意味で」




おいさかうら←





「あーわかる、A不意打ち過ぎるよね」





いや彼方お前も結構不意打ち過ぎるぞ←






「言い方変えてくださいよ！皆Aにきゅんってなるんですよね！？」







きゅんて、真冬の言い方が可愛い←





「……じゃあさ、俺らでAを奪いあいしーひん？」






は？






優が突然発言した






「良いじゃん、俺自信あるよ？」






彼方お前……






「ぼ、僕だって頑張るもん！」








もうやだ可愛いお嫁に来て←








「これ勝ったわ」








え、渉勝つの？








「てかさ、A出てこいよ」






！？！？？！？





彼方に言われ、ゆっくりとドアを開ける






『な、なんでわかったの……』






「Aのことだから、待ってるなって」





彼方さん、さすがすぎて怖いっす←





「ﾜｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!!!!!!全部聞かれてたぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?///」






「おおおおおおおおちつけ！まふ！お、おおおおおれも、衝撃的やからぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!///」





顔を真っ赤にしてるまふさか可愛いな←






「お前らの方が落ち着け」







渉ってこんな真面目だったっけ？←失礼





『……いや、わざとじゃなくてですね……』







「……はぁ、聞いてるならもう決めてもらいたいんだけど」







渉が呟いた






「浦田くんそれ、A、聞いてたなら、はやく選んで？」







「俺もう待ちくたびれた！」







「もちろん僕ですよね？」







『え、え、えっと、……皆好きってことで！///





ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁい！！！！///』







次の日から逆ハー状態になったのは言うまでもない

{番外編}お母さんに聞いてみた！→←45

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す