学校の王子様と悪役と偽悪役と。【歌い手】

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Aside


『なんだこれは』





あれからというもの、なんか普通に黒崎君とは仲よくなれて、真冬とも打ち解けれた





なんか最近ラブレターが増えてるような……←





靴箱のなかにはラブレターがぎっしりつまってる





「うわ、誰やこんなに、ラブレター入れたやつ」





「あ、光くん、俺はこっちやってるからこっちお願い」





「了解でーす」







彼方の指示でテキパキと動く黒崎君




『ちゃっかり捨てるなよ！黒崎君！彼方！』






「「だってAに悪い虫がついちゃうじゃん」」





『ハモるな！！』






見事ハモったな、……





なんて思いながらもラブレターを回収して教室にむかった






ｶﾞﾗｯ





『おはよ、』





「A！おはよう！」





いきなりばっと抱きついてきたのは優




さすが犬系男子と言うか、……





『……お、おはよう』






「あらA、遅いじゃない」





鈴がやってきたー





『まぁ、ちょっとね……』






「Aちゃん、おはようございます。今日もお兄様はかっこよこかったですね！……」





後ろからろんちゃんが挨拶してくれる





『ろんちゃんと鈴おはよう！それからろんちゃんいつからレ○みたいなキャラになった！？』






はぁ、はぁ、と私は華麗なつっこみを交わした






ー休み時間ー




「おーA！この前聞いたスタバのタピオカ最高だった！」




棗から話しかけてくれた





『そうでしょ！？今度一緒に来ようね！』






「うん！じゃあわしはこれで！」





『またねー！』





今日は忙しいな




なんて思ってると、ﾄﾞﾝｯ,とぶつかる






「いたた……」





『うげっ、渉、』





「なにがうげっだよおい」






『別にぃ？』






「おい、○すぞ






あ、ごめん。またあとで」






『う、うん？』







なんだ？







なぜか皆に会う回数が頻繁に多いような……





まぁいいや←







『……屋上いくか』






そう呟き、気分で屋上にむかった





ーーーーーーーーーーーー




ドアを開けようとすると





「俺が一番Aのことすきだから」





んえ？彼方の声？






「いやいや、俺の方がすきやし！」




あ、優の声





「いやいや、俺の方だよA愛してるし」






おい、渉、おかしいだろ←






「ぼ、僕の方が好きですもん！」






あら真冬可愛い←






暇だし聞いておこ

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