学校の王子様と悪役と偽悪役と。【歌い手】

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Aside




『ふざけてんの？』





「え？彼方さんはいつも正常



じゃあこの前の猫耳写真……」




『わかったわかったから！すればいいんでしょ！』





ちょっと周りがざわつき始めてるから






私は背伸びをして、彼方の頬に唇を触れさせた、






『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！///』







私はものすごく恥ずかしくなって縮こまる






彼方の方を見上げると、





「……///」





目を見開いて、顔を赤くして、口元を隠している






「おいなんだこの空気は」






渉が降臨した






「ちょ、浦田くん、恥ずかしいから言わないで///」





『恥ずかしいって、自分からいったんじゃん……///』





「なんで赤面してんだよおい、可笑しいだろ」




『だって！彼方が！///』





「Aが不意打ち過ぎるんだもん//」





「……あー、わかった、じゃあ俺も」






すると渉は私の髪の毛を束ねて持っていき、キスをした





渉本人はにやりと口角をあげている





『なっ！……//』







「知ってる？髪の毛にキスするってことは俺がお前に恋してるって意味なんだぜ？」







『……はぁ！？！？///』







「……浦田くん、喧嘩売ってるの？」






「いやいや、ただ純粋にAに気持ちを伝えただけですよ？」






やばい、





二人の間に雷みたいな亀裂入ってる……





なんだよもう……





今日は心臓がうるさい




ーーーーーーーーーーーー





・









・









・








・







・






「多分あの子、ずいぶん手強いわね」






「……なら、もうちょっと攻めてもええかもな」






「了解」

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