学校の王子様と悪役と偽悪役と。【歌い手】

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Aside



また今日も同じ朝、




『ふわぁ、眠い』




「おはようございます！」









『わっつ？』←





目の前には、ろんちゃん





「えへへ、Aちゃんを見つけたので呼んでみちゃいました！」





へへって、可愛いかよ！




『そっか、一緒に学校いく？』





「はい！」





ーーーーーーーーーーーー




『じゃあ私はこっちだから、』





「はい！また一緒にご飯食べましょ！」




笑顔が眩しいんだわこりゃ←





ろんちゃんは自分の教室に向かっていった






「あの子誰なん？」





『わっ、いきなり目の前に来られるとひやひやする……』







いきなり優が出てきた






「あんな子おったっけ？」





『ろんちゃんって名前だよ？』






「んー？きいたことあらへんなぁ、まぁええわ！はよ席すわろ！」





すると優は私の手首をつかんで教室に入った








なんで友達が多い優が知らないんだろ？







また私の中で疑問が増えていた






ー休み時間ー




「Aー」




廊下を歩いてると、彼方に後ろから抱きつかれた




『うわっ、』




なに？男子の間ではいきなり来るのはやってんの？




「俺の妹とは仲良くやってる？」







『……は？』






「いるでしょ？





一ノ瀬ろん」






『えええええええええ！！？！？』






確かに美人だったけど、妹だったの！？






何気に彼方とは１番長い付き合いだったけど知らなかった……






「驚きすぎ、その顔も好きだよ」





『なんで！？なんで！？なんであんな可愛いの！？何！？兄妹揃って美男美女とか何処の漫画だよ！！』





私はくるっと向きを変えて、彼方に質問攻めする





「わー、積極的、そんなAも好きだよ





でも、あいつ前まで不登校でさ、昨日行きたいって突然言い出したんだよ。だから知らないのも当たり前」







『不登校？』




私が聞くと、彼方の目が真剣になる






「……虐められてたらしい」






……虐めか





じゃあなんで私たちと仲良くなろうと思ったんだ？





まぁかわいいから良いけど←おい(主)






『ありがと』





私がそう笑うと、彼方はニヤリと口角をあげた






「お代はほっぺにキスね」









『……は？』

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