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Aside
「これは、Aちゃんがいじめてきたから、その……」
鈴ちゃんはおろおろと言い訳し始める
けど優は低い声怒る
「Aは、俺が見てきた幼馴染みは、そんないじめなんてするやつやない」
と、鈴ちゃんを睨む
今はただ、“幼馴染み”って言ってくれるのが嬉しくて泣きそうだ
「……、ごめんなさ、」
「謝って許されると思っとるん?」
「そ、れは……」
と、びくびく震えている鈴ちゃん
でも、なんだかほうっておけなかった
私は左手の痛みを我慢して、ゆっくり立ち上がって、優にそういった
『……坂田さん、これは私が罰ゲームを受けてるだけだから、
クラスの女子の間でゲームがあってさ、罰ゲームとして優しくだから手をふむーってやつがあったの
最初の暴言は、雰囲気!』
私が笑ってそう言うと優の表情は困ったような顔をした
「そう……なん?」
『うん!だよね!鈴ちゃん!』
「……うん!、こういうシチュエーションで!ってリクエストがあったの!ばれたらこんな感じにしてって言われて!……」
私が鈴ちゃんに降ると、鈴ちゃんものってくれた。
すると優は抱えていたジュースを持ちながらはぁぁっとため息をつきまた、いつもみたいににこっと笑った
「よかったぁぁぁぁ!鈴ちゃんがいじめっ子やったら俺悲しんだわ!」
ズキン
これで私は、いじめっ子を助けたことになった。
私が救われるチャンスだったけれど、他人をおとしめてまで救われたくはない
左手、痛いなぁ……
『じゃ、じゃあ!わたしはそろそろ戻るね!お幸せに!』
「あ、ちょ!お幸せにって!」
優のそんな声を無視して私は走った
うぅ……左手、痛い
青くなってるし……
長袖の制服来ててよかったぁ……
ーーーーーーーーーーーー
ドンッ!
誰かにぶつかり、ばたっと尻餅をつく
いったぁぁぁぁぁ!!!、
左手があぁぁぁぁぁ!!!
「A!?……」
『……あ、どうも、』
やばい、ずきずきするぜ。
私の左手がうずいてるぅ!!!←
っていう冗談抜きでやばい
「……立てる?」
『こんなの楽勝だから気にしないで』
よっと、立ち上がり帰ろうとするけど
「……あ」
パシッと左腕を捕まれる
当然ギリギリ左手に感触が当たってですね
『っ!……』
「え」
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しぐれ - 初めまして!この小説大好きです!これ、途中で君色々移り入ってますか? (2020年8月12日 8時) (レス) id: 0a84bdd9ce (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 冬音@AtRうらさか好きさん» ありがとうございます!ハハハハハハハハハハハハハハハハ← (2019年1月22日 22時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
冬音@AtRうらさか好き - 感動しちゃたよ ハハハハハハハハハハハ← (2019年1月22日 22時) (レス) id: 41ca598046 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 光の光さん» (´・ω・`)いえいえ!男性とも仲良くなりたいです! (2018年9月20日 15時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
光の光(プロフ) - やのさん» 通ってるようなないような…でも、男のことを受け入れてくれて嬉しいです! (2018年9月20日 15時) (レス) id: 7e0a620216 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やの | 作成日時:2018年8月12日 10時