【そらる】素直になりたい。

1章　素直になりたい。 ページ2

Aside



私には、今絶賛お悩みがあります。




それは……




ソファで携帯をいじっていると、後ろから声が聞こえてきた




「Aー、これから友達の家でゲーム実況するんだけど、一緒に行く？」






『……別にいい、』





「……そっか」









……そう、








素直になれないんです









本当は行きたかったけど、そういうキャラじゃないし……




あぁぁぁぁぁぁぁ！でも、女の人と行ってるのかな！？




もうやだ……、なんだか私だけ好きみたいで……






彼方だって誘ってくれてるのに……






私のバカ！！！！！





私なんか大っ嫌い！！






天の邪鬼だし冷たいし、増してや嫌われやすいし……







Aうらたぁぁぁぁぁぁぁん





浦田なんだなんだどうしたどうした



Aまた素直になれなかったあぁぁぁぁ




浦田また?wはいはい、話聞いてやるから、いつものカフェで




Aうん……





ーーーーーーーーーーーーー



「で？今日はどうしたの？」




相席で座っているのは浦田渉


私のたった一人のよき理解者で、幼馴染みです




『また、素直になれなかったぁ、……彼方を狙ってる女の子いっぱいいるし……


彼方人気だし、96猫さんとかろんさんとかに這いつくばるに決まってる……』




普通もう30にもなる女が泣くなんてあり得ないかもだけれどこれが現実



付き合ってもう2年目ぐらいになるけど、全くプロポーズとかされてないし……

　

「あれ？最後に素直になったのいつ？」




『２年前の……告白された時……』




「それはかなり重症だな……、」




『私にはもううらたんしかいない……』




「浮気すんなw」




『だってさ、私素直じゃないし……彼方に迷惑かけたくないからって甘えないしさ、



イチャイチャとか全然してないんだもん……



2年も続いたの奇跡だよ…絶対もう別れ話考えてるよ…』




「ネガティブ思考やめろw




そうだなー、あ、そういえば、そらるさんがいつも帰ってくるときってA起きてんの？」




私は腕を組んで考えているうらたんの質問に首を降る


『ううん、寝てていいよって言われてるから』




「ふーん、じゃあ、起きてれば？そらるさんも仕事で忙しいだろうし、コーヒーとかいれてあげたら？まずは小さなことからコツコツとだぜ」




『！！


うらたん天才！やってみる！』

。→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す