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2人は笑みを浮かべながら医務室を去っていった。
大先生は気を使って外に出てくれていたようで、入れ替わりで医務室へ入って来た。
A｢大先生、？｣
ut｢んー？どないしたん？｣
目が覚めた今、大先生は勝手にカーテンを開けるなんてことはせずに、カーテンの向こうから声をかけてくれる。
そういう紳士的なところを久々に自分に見せてくれる嬉しさを噛み締めた。
A｢カーテン開けといてくれへん、？｣
ut｢ええよ〜。｣
二つ返事で了承してくれた大先生はシャっと手馴れた手つきでカーテンを開けた。
カーテンレールの内側には入ってこないようにして話しかけてくれる大先生。
ut｢カーテン開けてどないすんの？なんか要望とかあったら全然聞くけど、。｣
A｢んーん、特に何もない。1人が寂しかっただけ。｣
ut｢へぇ、可愛いこと言ってくれるやん。｣
A｢そういうんじゃない。｣
ut｢ちゅめたい。｣
懐かしい大先生との会話に思わず頬が緩む。
大先生は何か思い出したかのような仕草をして、さらにうちに話しかけてきた。
ut｢そーいやゾムとかシャオロンがえらい心配しとったわ。ゾムに関しては昼飯食ってへんねんな。｣
衝撃の言葉に頭がフリーズする。
あのゾムが？
昼食を食べていない？
三度の飯より飯が好きなゾムが？
続けて大先生はうちに話しかける。
ut｢もし良かったらゾムとかシャオロン呼んでもええ？｣
うちはもちろん、と了承した。
すると大先生はありがとう、と言って机の方へ向かって行った。
インカムでの連絡と書類の整理を始めた大先生の背中を見つめながらぼーっとしていたが、ふと大切なことを思い出した。
ut｢ーー？ーちゃん？｣
いつの間にか目の前まで来ていた大先生に意識を戻される。
大先生はたいそう不思議そうな顔をしてうちの顔を覗いていた。
ut｢なんか考え事？｣
A｢いや、まぁ、。｣
ut｢・・そっか。すぐゾム達来るって。｣
少し寂しそうな表情を浮かべた大先生はそう言って、トントンがうちのために剥いてくれていたりんごをひとつ頬張った。
A｢あ、それウチのやねんけど。｣
ut｢まぁまぁ、ええやん。｣
A｢ﾑｯ｡｣
ut｢ごめんて、あーんしたろか？｣
A｢いらんわ。｣
ut｢ちゅめた｢A！大丈夫か？！｣、、。｣
りんごを食べられたことを怒っていると大先生に被せるようにうちの名前を呼ぶ声が聞こえた。
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れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
