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tn｢は、？｣
gr｢どういう事や、！｣
2人が動揺する。
当たり前だ
マジックのように取り出したのは短剣と我々国を裏切るための誓約書。
もちろんうちのサイン入りだ。
これを服の中に忍ばせていた。
理由は簡単。
今世でもうちの筆跡に違いない誓約書が見つかってしまったからだ。
これが後に見つかれば今証明できた無実は覆る。
それならば、と。
自分からバラしてしまえばいい。
A｢こんな紙切れ1枚も見つけられへんなんてな。｣
嘲笑うかのようにピラピラと紙を見せびらかす。
いや、実際鼻で笑っていた。
すると、みるみるうちに顔を青くさせた2人。
そんな顔をさせたかったわけじゃない。
でもこれ以外の方法は思いつかなかった。
次の瞬間。
うちは右手の短剣で自分の首を掻っ切った。
tn｢ｯ、A！｣
gr｢A、Aっ、！｣
重要な証拠になる書類になんか一切目もくれずに、名前を呼んで駆け寄ってきてくれる2人。
今まで見たことがないくらいに焦っている2人の顔を見て、何故か胸が締め付けられる。
gr｢今すぐ医務室にっ、！｣
tn｢分かっとる！大先生には連絡済みやっ！｣
そんな会話がかすかに聞こえたが、うちもうちでここで助かってはいけない。
まぁ激しく首を切ったから助かることはないだろう。
2人の顔を目に焼き付けて、ゆっくりと目を閉じた。
A｢い゛、た、、。｣
激しい首元の痛みによって意識が浮上した。
またループしたのか。
なんだ、自 殺でもループはできるのか。
はぁ。
今世ではどうするかな。
ut｢Aちゃん、？｣
A｢ん、？｣
カーテンを開けて入ってきた大先生に声をかけられて反応する。
いや、待て。
カーテンを開けて入ってきた？
よく見ればここは自室じゃない。
ここは。
A｢医務室、、？｣
ut｢せやで。気分はどう？｣
A｢・・はは、最っ高。｣
そう言うと大先生は眉を下げてフッと笑う。
ut｢そんな顔してへんけどなぁ、？｣
そして大先生はうちの寝ているベッドに浅く腰かけて、ぽつりぽつりと話し始めた。
ut｢めっちゃびっくりしてんで？急にとんちから連絡入ってさ。そしたらAちゃんが首掻っ切ったとか聞いて。｣
大先生の手は微かに震えていた。
相当焦ったのだろう。
しかし、1つ疑問があった。
なぜうちはこうも普通に治療を受けて、普通に幹部と話せているのか。
まぁ、今の1番の疑問は死ねなかったことだが。
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れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
