5 ※ ページ5
一向に口を割らないうちに顔を歪ませたゾム。
重い足取りで牢を出て椅子を持って再び入ってきた。
zm｢それ、座って。｣
これから行われることを分かっているうちはどうしても座りたくなかった。
しかし、これに従わなければあの時よりも酷い拷問をうけるかもしれない。
そっちの方が恐ろしかったうちは大人しく椅子に座った。
zm｢それくらい素直に情報吐いてくれたらええのに、。｣
そう言いながら着々と拘束具をはめていく。
指1本1本に錠がかけられて、ピクリとも動けなくなってしまった。
そしてゾムが持ち寄ってきたのはペンチ。
ゾムはそのペンチを開いてうちの爪に当てた。
zm｢どうやって他国のやつに情報まわしたん？｣
言わなければ剥がすぞと言わんばかりに脅しながらうちに聞いてくる。
しかし、うちは剥がされるのを待つしか無かった。
だって何も知らないのだから。
A｢知らない。うちじゃない。｣
zm｢ふーん、。そうか。｣
つまらなそうに呟いたゾムはペンチを勢いよく引い抜いた。
A｢ゔぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛、！！｣
まるで人間からはなってはいけない音が地下牢に響き渡る。
指先が酷く熱い。
爪だけでなく肉もえぐれてしまったようで、第1関節から上は半分も残っていなかった。
A｢あ゛ぁ゛ぁ゛、、う゛ぅ、、。｣
zm｢痛いやろ？苦しいやろ？はよ言うてくれたらええんやで。言うだけで開放されるんやで？｣
A｢じら゛、な゛い゛、！｣
zm｢強情やなぁ、。｣
そう言いながらゾムは次の爪にペンチを当てる。
キッとゾムを睨むとゾムは笑みを深めてペンチを引き抜いた。
あれだ。
あの顔だ。
うちが大嫌いなのは。
A｢あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛！！｣
2枚目が剥がされた。
今度は上手く爪だけとれたようでさっきよりかはいくらかましだった。
しかし痛いものは痛い。
舌を噛み切ってやろうか。
すぐにそれを実行しようとした。
zm｢何しようとしてんの？｣
A｢あ゛、が、、。｣
zm｢悪い子やなぁ。｣
失敗した。
ゾムにバレた。
口に指を突っ込まれ、奥まで入れられる。
異物感に吐き気が込み上げてきたタイミングでゾムは指を抜いた。
嘔吐する寸前だったため、気分は最悪。
さて、まずいことになった。
やってないが情報を吐かないし、自 殺までしようとする。
ゾムから見れば随分と虐めがいのあるやつだろう。
zm｢とりあえずこれは舌噛み切ろうとした罰な？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
