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A｢・・・｣
また目が覚めた。
もう驚くこともない。
しかし、前回が少し早く死んだからか、巻き戻ったのは約3週間だけだった。
前々回の処刑の約1か月前だ。
つまり、このループは本来の処刑日時の約1か月前であることが確定した。
A｢・・？｣
さらに今までとは違うところ。
起きた時間は朝ではなく昼であること。
しかもベッドで寝過ごしたのではなく、机に突っ伏して寝ていたこと。
目の前に広がるのは書類の海。
どうやら今世のうちはこれを片付けるために徹夜していたが、睡魔に襲われて戦線離脱していたようだった。
A｢この書類は、、。｣
気になった文章があり、手に取ってみた。
そこに書いてあったのは。
A｢内通者の、可能性について、。｣
どうやら今世では既に疑われている人物がいるようだ。
その下の名簿に目を通す。
いわゆるブラックリストのようなものだ。
これがうちに回ってきているということは、今世で終えることができるということだろうか。
そんな淡い期待を抱きながら書類を眺めていると、とある文字の羅列を見てから呼吸の仕方を忘れた。
A｢うち、の、、名前、、。｣
その名簿には当然のようにうちの名前が書いてあった。
tn｢A、おるか？｣
呆然としているとトントンが部屋を訪ねてきた。
呼び声で我に返ったうちは、トントンがここに来た理由を察し、慌てて書類を元の場所へ戻す。
ドアに手をかけてゆっくりと開けると、特に変わった様子は無い、いつも通りのトントンが立っていた。
tn｢急にすまんな。Aに預けた書類に何個か俺の書類混ざってもうてたみたいでな。｣
A｢あぁ、そうなん？どうぞ入って。うちじゃ分からんし。｣
白々しい演技をするも、トントンは気づかない。
きっとあの書類がうちのところにあることに気づいて焦っているのだろう。
ポーカーフェイスのくせに分かりやすいやつだ。
tn｢めっちゃ混ざってたわ、、。すまんな。｣
A｢んーん、お疲れ様。トントンも休みや。｣
tn｢おん、ありがとうな。ほな。｣
そう言ってトントンは書類を抱えて自室へ戻って行った。
もう一度机に向かった時には、あの書類は消えていた。
A｢でも、うちだけではなかった、、。｣
そう。
あの書類にはうちの名前だけが載っているわけではなかった。
メイドや一般兵をはじめ、ロボロの直属の兵士の名前や、コネシマの部隊の副隊長の名前まであった。
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れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
