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tn｢変なこと聞きに来てもうて悪かった、、。｣
A｢・・別に、。｣
そう言って目を伏せたまま出ていったトントン。
そういえば、さっきまでズキズキと痛んだぐしゃぐしゃな足は、もう少しも痛くなかった。
それと同時に、ピクリとも動かなくなっていたが。
A｢・・・｣
トントンが来た日から2週間がたった。
今世の拷問はあまり酷いものがないのと、痛覚が鈍くなっているので、今までの人生で1番楽だった。
珍しく五体満足であり、ゾムやシャオロンなどのキチガイや、コネシマやトントンなどの無慈悲な拷問は一度も受けていなかった。
それと引き換えに、チーノとショッピくんはなかなかハードな拷問をしてきたが。
どこかを奪われたりはしないものの、精神的に壊れていくような拷問に気が狂いそうだった。
そして現在。
目の前にはオスマンがいる。
os｢・・・｣
A｢・・・｣
何度目かも分からない膠着状態。
オスマンは何も持っておらず、この部屋で準備されているものも何も無い。
どうせ死ぬから、と何も怖いものがないうちはこの均衡を破ることにした。
気になっていたことを全てオスマンにぶつける。
A｢・・誰がうちの事を密告したん。なんで誰もその密告について裏付けをせぇへんの。なんでうちの話を聞いてくれへんの。そのくせして、なんで信頼なんか残してんの。なんで無駄に優しい拷問を繰り返すん。｣
1度堰を切ったらもう止まる事を知らない。
オスマンの顔は暗くなる一方で、何も言い返してこない。
おそらく思い当たる節があるんだろう。
しかし、黙られても困るだけだ。
せめてなにか言い返してもらわなければ。
そこでうちはあることを思いついた。
今世は少し早めに退場しようか。
A｢・・・書類を盗んだ方法、知りたい？｣
os｢ｯ、、！｣
よし、食いついた。
勢いよく顔を上げたオスマンの目の色が変わった。
自然と口角が上がる。
うちはあの時のオスマンの顔を一生忘れないだろう。
あれからわずか3日後。
もう見飽きた景色を見渡して
今世も人生の幕を閉じた。
前と違うのは死ぬ前の最後の一言を幹部全員が
ちゃんと聞いてくれていた事だった。
｢ほんとに都合のいい耳してんな。｣
この言葉は空に溶けていった。
そして今世は、気味の悪い笑顔を浮かべる一人の男の顔をしっかりと脳裏に焼き付けることが出来た。
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れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
