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rbr｢あんな、、その、密告があったんよ、。｣
A｢は、？｣
衝撃の言葉に思わず声が出た。
密告？
ふざけてる。
やってもないことを密告なんてされてたまるか。
ただのでっち上げでは無いか。
そんなうちの反応に対し、どこか怯えたような様子でまた話を続けるロボロ。
rbr｢国家機密が載せられた他国用の報告用紙が見つかってん、。それには、Aの指紋も見つかったし、何より、、。｣
そこで言葉が途切れてしまい、思わずロボロを睨んだ。
それにまた怯える様子を示すロボロ。
このループもそろそろ腹が立ってきた。
いや、冷静になろう。
思い返せば、今世は少し気が短すぎる気がする。
変に口走って面倒なことになるのも避けたい。
顔を逸らしてロボロが再び言葉を紡ぐのを待った。
rbr｢何より、、、。筆跡が、、Aのと、一致したんや、。｣
A｢は、、はは、。｣
終わった。
やってもない罪が確定した。
しかし、まだロボロは何か言いたげな様子だった。
だから、今のうちに言えることなんてないため、次の言葉を静かに待つ。
rbr｢それに、、Aが他国に情報を売ってるところを、見たやつがおるんや、、。｣
さっきからロボロには驚かされてばかりだ。
うちがいつ他国に情報を漏らしたというのか。
意味がわからない。
見た奴がいる？
そんなわけが無い。
だってやっていないのだから。
A｢みんなはそれを、鵜呑みにしたってこと？｣
rbr｢ｯ、、。｣
うちの一言にロボロは大袈裟に肩を跳ねさせた。
ずっと思っていたこと。
どうせ殺されるんだ。
そして、どうせまた同じことを繰り返すんだ。
それなら毎度毎度、後悔なんてせずに生きてやろう。
どうせ次に会う彼らに今の記憶はない。
A｢うちの主張なんてひとつも聞いてくれへんくせに、うちを疑う声はすぐに信用するんやな。｣
rbr｢それは、。｣
A｢違うとか言いたいん？意味がわからん。そんなすぐに他人の言葉を信用するくらいなんや。うちには最初から欠片の信用もされてなかったってことやねんな。それ以外に何がある？その密告が幹部からならうちも口出しせぇへんよ。でもな、それは一般兵からやろ？お前らは幹部のうちよりも一般兵の言葉を信じるんや。｣
初めてこんなに感情を顕にした。
今までの全ての人生で本当に初めてだ。
それほど弱っていて、追い詰められていたのだろう。
反論の隙もなかったロボロは、涙を堪えながら黙って地下牢を後にした。
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れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
