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A｢・・タバコがもったいないんちゃう。｣
ut｢へぇ、人のこと心配してる余裕あるんや。｣
へらっと笑う鬱先生。
しかし心做しか怒っているように感じた。
うちが生意気な態度をとったからとかそんな理由では無さそうだ。
と言っても、今は鬱先生のことを考えている暇なんてない。
既にタバコの先端に火をつけ燻し始めている。
赤い光がこちらに向かってくる。
それは傷だらけの太腿の上で止まった。
そして鬱先生はタバコを指でトンっと叩き、灰を落とす。
A｢ｯ、、。｣
ut｢痛いよなぁ。こんな傷だらけじゃ灰は染みるやろうし、火なんか当たったら大変やなぁ？｣
まさかこいつ楽しんでるのか？
そう疑いたくなるほどに上機嫌であり、楽しそうに笑いながら肌に当たるか当たらないかという距離でタバコを動かす。
たまに掠って痛いし、近いというだけでヒリヒリと痛む。
A｢あ゛っ？！｣
ut｢ははっ、きったない声。｣
急に皮膚に強く押し付けて来た鬱先生。
なんだろうか、この違和感は。
鬱先生がここまで敵意を剥き出しにしてきたことがあっただろうか。
だってこの人は、拷問相手にこんな隙は見せない。
へらへらと取り繕ってやることはやる。
そんな男がなんでこんなに分かりやすいことをするのか。
ut｢んはは、押し付ける度にビクビク体が跳ねておもろいわぁ。｣
A｢あ゛っ！、い゛、、はぁ、は、、あ゛っ゛？！？！｣
楽しんでる。
でも目が笑っていない。
やっぱり何か怒ってる。
A｢は、はぁ、、かはっ、、、。｣
ut｢言う気にならん？｣
A｢はぁ、、はぁ、、、あの、さ、。｣
ut｢ん？｣
A｢やつ、あたり、、やめ、くれん、？｣
ut｢え｣
え、なんて言って固まる鬱先生。
目を見開いて驚いている。
いや、驚きたいのはこっちの方だ。
まさかそんな反応されるなんて思ってもない。
怒っていることに気づかないなんてあるか？
いやいや、鬱先生に限ってないだろ。
それをダダ漏れにしていることに気づかないのもおかしい。
ut｢あ、え、、。｣
A｢はぁ、、は、、じかくなしなん、？｣
ut｢いや、その、、。｣
問いただしても吃るだけで何も答えない。
え、今拷問されてんのうちだよね？
ut｢ごめ、その、、今日はもう、俺、戻るわ、。｣
そう言って出ていった鬱先生。
あの、宣言されても困ります。
でも、ああなった原因が何となく分かった。
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れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
