21 ページ21
A｢え、こんなん貰ってええの？｣
os｢もちろん！Aちゃんのために選んだからね。｣
A｢ありがとう！大事に使わせてもらうわ。｣
os｢ふふ、喜んでもらえて良かっためぅ。ほな、3日間しっかり休んでな！｣
A｢うん。ほんまにありがとう！｣
オスマンを見送ってもらった袋を開けてみる。
中にはうちがずっと欲しかったブランドのトリートメントが入っていて、自然と笑みがこぼれた。
覚えていてくれた。
トリートメントをもらったことよりもその事実が1番嬉しかった。
早速今夜から使ってみよう。
うきうきと心を躍らせながらこの日を過ごした。
しかし、このトリートメントを使う日は来なかった。
gr｢これはどういうことだ。｣
いつの間にか冷たくて暗くて、嫌な臭いが漂う場所に拘束されていた。
いつ気を失ったのか分からない。
誰に連れてこられたのかも覚えてない。
ただ、今理解できるのは、また同じ結末を迎えるということだけだった。
gr｢これに写っているのはお前だな？｣
A｢・・・違う。｣
gr｢正直に言ってくれ。今ならまだ、。｣
A｢違うって言ってる。うちじゃない。｣
何枚か写真を見せられた。
そこには誰かがグルッペンやトントン、オスマンなどの机から書類を盗んでいる様子が映っていた。
変に画質のいい写真はその書類が国家機密レベルのものであることまで写していた。
そしてはっきりと写っている犯人の顔。
そいつはどこからどう見てもうちでしか無かった。
gr｢ここまではっきり写ってるんや。変に言い訳しない方がいい、。｣
A｢やってないからやってないって言ってるだけやんか。言い訳なんて1個もしてない。｣
数回の拷問から学んだ、自分を曲げてはいけないということ。
舐められてはいけない。
その瞬間から、うちは裏切り者とすら扱われなくなり、みんなにとってただの痛めつけるだけの人形になる。
しかし、今回は今までとは少し訳が違うようだった。
gr｢そうか、。ならば仕方がない、、。｣
そう言って目を伏せたグルッペンの背後から誰かが出てきた。
shp｢・・・｣
その人物は今にも泣き出しそうな顔をしたショッピくんだった。
手には短めの鞭となにかの薬品。
拷問の準備は万端のようだが、グルッペンは何も言わないし、ショッピくんも近寄ってこない。
意味のわからない時間が過ぎていくことに軽く首を傾げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
