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gr｢ｯ、なんの音だ！｣
転けた音に驚いたのか返事を待っていたはずのノックの主が随分と焦った様子で駆け寄ってきた。
後ろには赤いマフラーを巻いた男と、緑の軍服に身を包んだ中性的な顔の男がいた。
その2人もまた、心配そうな顔をしていた。
gr｢どうした、？大先生はどこだ、怪我はしてないか？｣
A｢ぁ、、え、、と、、。｣
gr｢ん？足か？足が痛むのか？｣
A｢いや、あの、、落ち着いて、。｣
gr｢落ち着けるわけが無いだろう。2日も目を覚まさなかったんだぞ？｣
A｢大丈夫やから。ちょっとつまづいちゃっただけ。｣
gr｢・・本当か？｣
じとっとした目で見られる。
嘘をついていることを確信している時の目だ。
グルッペンには昔から嘘がつけない。
何を隠そうとしてもいつもバレていた。
その目は嘘を見つける機能しかないみたいだが。
A｢ほんまやって。てか、大先生ならうちのためにご飯取りに行ったで。もうそろそろ帰ってくるんちゃうかな。｣
gr｢そうか、。いや、別に大先生に用があってきたわけじゃないんやけどな。｣
A｢え？｣
gr｢お前の様子を見にきたんや。｣
A｢ｯ、！｣
この言葉があの時のグルッペンと重なった。
地下牢に横たわっているうちに対して言ったあの時のグルッペンと。
tn｢グルさん、。｣
gr｢ｯ、、。｣
うちの様子がおかしいことに気づいたトントンはグルッペンに離れるように声をかけた。
うちに触れていたグルッペンの手が離れると同時に医務室のドアが開いた。
ut｢あれ、グルちゃん達来てたん？｣
入ってきたのは果物やお粥など、胃に入れやすいものを持った大先生だった。
tn｢来てたん？やないわ。起きたら連絡しろって何回も言うてたやろ。｣
ut｢あー、、忘れてたわ、。｣
てへっなんて言う大先生に手加減なしの回し蹴りをキメたトントン。
変な声を上げて痛がる大先生を見てくすくすと笑っているオスマン。
その横で子供が拗ねたかのような機嫌の悪い顔をしているグルッペン。
A｢懐かしい、。｣
ぼそっと言い放った言葉は医務室の騒がしさに掻き消されていた。
gr｢ほんとに大丈夫なんだな？｣
A｢さっきから何回も言ってるやろ。大丈夫やって。やから仕事回して欲しい。｣
tn｢まぁ、任せたいのはいっぱいあるからやってくれると助かるねんけど、、。｣
os｢健康第一めう。｣
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れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
