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鬱先生が薬を持ってきたあの日から2週間ほどが経過した。
珍しくうちは五体満足の状態で拘束されていた。
しかしまぁ、嫌な予感というのは当たるもので、今日の担当はゾムとシャオロン。
斧やらノコギリやらを手に持った様子を見る限り、今日でいくつか無くなるだろう。
zm｢ひひっ。今ならまだ許したんで？｣
A｢なんのことかさっぱりやな。｣
sha｢へぇ。随分と生意気な口きくやん？｣
2人はニヤニヤと笑いながらうちの周りをくるくるまわる。
生意気な態度を取り続けるうちにいい加減痺れを切らしたのかシャオロンは持っていたノコギリを左肩に置いた。
既に刃先が皮膚に刺さって痛かった。
sha｢後3秒で左腕なくなんで。｣
そんなことを言って急に3秒を数え出した。
sha｢さーん、にー、いーち、、。言わんねんな？｣
ニヤッと笑みを深めたシャオロンは勢いよくノコギリを引いた。
嫌な音が地下牢に響く。
耳が肩と近いため、皮膚が破れる音が直接鼓膜を叩く。
言葉にならない痛みに絶叫した。
A｢う゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛？！｣
sha｢おいおい、まだ切れてないで？ちょっと裂けただけで叫びすぎやろー。｣
確かに人間の体なんてあんな刃先のボロボロなノコギリで1発で切れるわけが無い。
まだ5分の1も切れていない。
おそらくこれを狙ったのだろう。
1発でスパッと切られるよりもじっくり切られる方が痛い。
楽しそうに声を上げながらシャオロンは再びノコギリを強く引いた。
A｢い゛た゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛！う゛ぁ゛、、か゛、。｣
sha｢んはは、痛そー。｣
ケラケラと笑うシャオロンに苛立ちよりも勝る何かを感じた。
それが何かを言語化することはできなかったが。
やっと半分ほど切れたようだが、どうやら上手く関節を切れなかったようで骨に当たってしまった。
当然シャオロンは骨にノコギリを置く。
すると、なんの前触れもなく、木を切るかのようにノコギリを動かし出した。
A｢え゛ぁ゛っ？！う゛っ、あ゛っ、、！い゛っ？！｣
sha｢なかなか切れへんなぁ。｣
A｢お゛あ゛ぁ゛っ、！あ゛ぁ゛ぁ゛！｣
ごりごりと嫌な音を立て続ける左肩。
壮絶な痛みから徐々に意識が遠のいていき、感覚が鈍くなっていた頃。
もう1人この部屋にいたことを忘れていた。
A｢ぁ、ぅ、、、あ゛か゛っ？！｣
zm｢きひひっ。俺の事忘れとったやろ？｣
ゾムによって忘れかけていた左腕の感覚を戻された。
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れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
