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A｢ｯ、、？！｣
目が覚めた。
・・目が覚めた、？
なんで、。
うちは死んだはず、。
辺りを見回すと、何故か腰を抜かしている大先生がこちらを見ていた。
ut｢びっ、くりしたぁ、、。おはよう、Aちゃん、。｣
A｢ぁ、、え、、？｣
ut｢ん？声でぇへんの？｣
A｢した、、ある、。｣
ut｢えぇ、？｣
口の中にある異物感。
これは、舌だ。
舌がある。
久しぶりに言葉を発した。
音を発せる感覚に嬉しくて涙が溢れた。
その様子をかなり驚いた表情で眺める大先生。
一言で言うとカオスだ。
ut｢どないしたん？｣
A｢ｯ、。なんも、ない、。｣
ut｢・・なんもなくないやろ、？なんで俺にビビってんの、？｣
A｢それはっ、！、、ｯ、、。｣
“お前が私を穢したから“
その言葉は喉の奥に引っかかって大先生の耳に届くことは無かった。
さっきちらっと見たカレンダーではうちが処刑された日からおよそ１ヶ月前を指していた。
まだよく状況を飲み込めてはいないが、きっと彼はあの時の彼とは違う。
直感でそう感じた。
ut｢Aちゃんは急に倒れてもうて、2日も目を覚まさんかってんよ。もしかして、気が動転してもうてる、？｣
うちはその質問に答えることは出来なかった。
気が動転しているなんて、そんな言葉で済ませられるようなことでは無い。
確かにうちは酷い拷問を受け、貞操を穢され、少なくとも片目、両足、舌を失って、最後には民衆の前で首を落とされた。
冤罪で悪戯に命を奪われた。
許せるはずもない。
しかし、目の前の彼を責められるはずもない。
A｢・・・ううん、。ごめん、鬱先生、、。｣
ut｢え、？俺の事、鬱先生なんて呼んでたっけ。｣
A｢ぁ、、あはは、ごめん大先生。寝ぼけてんのかな、。｣
ut｢いや、別にええねんけどな、。そうや、お腹すいてない？｣
A｢ううん、、なんか、食欲無いねん、。｣
ut｢そうか、。まぁ、とりあえず果物かなんか持ってくるわな。｣
A｢ありがとう、。｣
大先生が出ていった医務室はいつかの地下牢のように静寂が訪れた。
しばらく経つと、医務室のドアをノックする音が聞こえた。
大先生かと思ったが、足音が複数聞こえたため、どうやら違うらしい。
ノックをしただけで入ってこないことを不思議に思い、ドアを開けに行こうとベッドから降りた。
足を床に着けて歩こうとすると、なぜが力が入らず、大袈裟な物音をたてて倒れてしまった。
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れぬ - まじでこの作品大好きです…!! (2月13日 18時) (
レス) @page43 id: 0a59a20f0d (このIDを非表示/違反報告)
ずみ - わあああ！！！更新！！！更新来たーーー！！！！！！！きゃーーーー！！！𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2月13日 2時) (レス) id: 7407db3b93 (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼き - 次こそは、次こそはってどんどん見てしまう、、、 (1月18日 19時) (レス) @page33 id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
天然記念ゴミ(プロフ) - なんか結構だいぶ超好きだわ (1月17日 10時) (レス) id: bde2ec8f8b (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 多分、ループの終わりは国が滅亡しなかったら、、な気がしてます。ただ、ループの終わりに彼らの中にどんな記憶が残って、ループの終わりに主人公が彼らを信じていられるのかは、、、、わからないですね、、、。 (1月12日 20時) (レス) @page27 id: c71ab18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーるんご。 | 作成日時：2023年12月29日 23時
