【前世編】人生もゲームもバグだらけ7【ぬらりひょんの孫】

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夜兎とは絶滅危惧種とされている、宇宙最強戦闘民族で神楽はその夜兎の純血の子孫でした

雪のように透き通る肌

人酷似した姿ながらに持つ人あらざる怪力

そして治癒力の高さと日光が苦手なために持っている番傘が夜兎の特徴でした

ゆえに神楽は愛らしい容姿をしていようともその戦闘力はそこらの人間よりもはるかに上




『とぼけんなァァ！！
鼻血から糖分の匂いがプンプンすんぞ！！
なぁA！！』

『バカ言うな。ちょっと鼻クソ深追いしただけヨ』

『嘘つけ神楽ァ！
金平糖の食べカス口元ついてんぞゴラァァ！！
銀時なんとか言ったれ！！』

『年頃の娘がそんな深追いするわけねーだろ定年間際の刑事(デカ)かお前は！！』

『喩えがわかんねーよ！！っていうか落ち着けよ！！』

『銀時誰が鼻クソについて何か言ったれっつった！！』




ただ偶然助け、押し切られるがままに雇ってしまっただけの二人

しかしこの二人との出会いも、双子の運命を大きく変えることになるのです




ドゴンッ




Aたちのいる建物の表の方から何やら大きな音がした



四人はその大きな音と微かな揺れにキョトンとしながらそこを出てみました

下に降りて来てみれば、下の階でやはり事故があったようでした



突っ込んできたのは配達員でバイクが下のスナックに行ったらしい
突っ込まれたここの家主であるお登勢が事故を起こした配達員の胸ぐらを掴んでいる




『くらあああああああ！！ワレェェェェェェ！！
人の店になにしてくれとんじゃァァ！！
死ぬ覚悟出来てんだろーな！！』

『ス、スンマセン
昨日からあんまり寝てなかったもんで』

『よっしゃ！！今永遠に眠らしたらァァ！！！』




双子を拾ってくれたお登勢は非常に懐の広い人ではあるが、時折こうしてとても非情な人でもありました




怪我人の配達員を殺しにかかるお登勢を慌ててとめた新八は怪我の様子を確かめる




『こりゃひどいや。神楽ちゃん救急車呼んで』

『救急車ァァァァァァ！！！！』

『『誰がそんな原始的な呼び方知ろっつったよ』』




双子は堪らずツッ込んだ
銀時とAは散らばった荷物を見て、事故を起こしたのが飛脚だと知ると届け物が大変になっていることを伝えれば、その人は銀時に一つの荷物を差し出した




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