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華の私に向ける優しさは深い。
その優しさに何度も何度も救われた。
華を抱きしめながら一頻り泣いた。
泣き止んで華と目が合うと、華に笑われてしまう。
華「そんなA初めて見た!目が腫れてるAも可愛いわ!」
『グスっ。そんなこと言ってくれるの華だけだよぉ……。』
華「そうかなぁ?」
『そうだよぉ』
自分は弱くてもいいのかな。
弱さを認めて、次また歩き始めればいい。
そう思えたのも華のお陰だ。
『華、大好きぃ〜!華が恋した時は言ってよ!!応援するから!』
華「もちろんよ!Aもまたなんかされたら言ってよ?!今度はぶちのめす……!」
『そんな物騒な……。フフ、あははっ!』
久しぶりに心からわらえた気がした。
鬼の不快感も、女性隊士からの不満も全部どうでも良くなった。
『華!退院したら、かふぇ行きましょ!私奢る!』
華「行きたい!やった〜!何食べようかしら!」
『ふふ、考えといて!』
華「やだ!もうこんな時間!あるばいとに遅れちゃう!」
『え!そうなの!ごめんね。来てくれてありがとう。』
華「いえいえ!あっこれ、お見舞い!」
『あっありがとう……!え!これ、欲しかったの……!』
華「だと思った〜!じゃ!またね!」
『うっうん!気をつけてね!』
華「はーい!」
華を見送り、華に貰った新しい黄色のリボンを髪の毛につける。
『鏡ないからわからないな……。』
華にもらったものだからなんでも嬉しいし、華が選んでくれたんだから絶対似合う。と思っていると
煉獄「A。」
悲しい顔をした煉獄さんが病室の前に立っていた。
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ミサト(プロフ) - 衣世さん» 衣世さん!コメントありがとうございます!面白いものが書けるよう精進します!これからも宜しくお願い致します! (2021年9月15日 15時) (レス) id: 5220df7bbc (このIDを非表示/違反報告)
衣世(プロフ) - はじめまして!楽しく拝見しています☆こっちまでドキドキしてしまいますo(^o^)o恋が実るといいですねっ♪続き楽しみにしてます! (2021年9月15日 12時) (レス) id: 1ea4fe96cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たちばな。 | 作成日時:2021年9月13日 20時