八話 ページ8
菊(今何時だろ.......6時半か。
そろそろ起きなければ.......)
掛け時計を見て確認すると
むくり、と上半身を起こすと布団を畳み、姫鶴を起こす。
菊「姉貴、起きてよ〜。今日から学校だよ」
姫鶴「ん〜おはよう」
後に審神者が起きてきた。三笠が作ってくれた朝餉を食べて色々準備する。
服が沢山かけられている部屋で大きな鏡を見ながら彼女は言う。
姫鶴「私と同じ服を着ている人がいるのって不思議な感じがするわ」
菊「制服だからね」
三笠「皆さんとお揃いですよ！」
ガチャっと音を立ててドアが開き審神者が入っていきた。
審神者「準備できた？」
姫鶴「一応出来たわよ」
制服はブレザー。
姫鶴は太ももの上の方まである長さのハイソックスを履いていて生足が殆ど見えていない。
菊は膝上までの長さで
三笠はくるぶしをおおっているぐらいの長さの靴下を履いていた。
皆んな黒靴下で、
靴下の長さだけが三人の制服の違いだった。
審神者「地図渡しとくね。この赤丸のところが学校だから。」
審神者は地図を渡しながら玄関に三人を追いやると手を振った。
審神者「行ってらっしゃい」
三人は返事をすると楽しそうに話をしながら行った。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
菊「ここが学園に一番近い『山川駅』だね」
三人は無事駅に着くことが出来た。
三笠「あっ、私たちと同じ制服の人が沢山いますよ」
姫鶴「地図を見なくても、その人達についていけばいいのかしら」
菊「うん、それでいいと思う........
ねぇ、家を出てから周りの人からジロジロ見られている気がするんだけど」
他校の制服を着た人も百華学園の制服を着た人も
チラチラと彼女らを見ていた。
姫鶴「気のせいよ」
三笠「そうですよ、きっと」
この二人もきっとそれに気付いているのだ。
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作者名：免疫細胞 | 作成日時：2018年3月22日 12時
