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二十四話 ページ24
菊視点
今は放課後。
黒板掃除を終えた私は帰る支度をする。
何人かの女子に一緒に帰ろうと誘われたがやんわりと断った。
何故なら机の中に視聴覚室まで来いという内容の手紙が入っていたからだ。
いつ誰が手紙を入れたのか分からないが、ファンクラブのガチ勢だけには呼び出されたく無いと思った。
───フラグがたった気がする。
しかし、困ったものだ。視聴覚室なんて何処にあるか分からない。
差出人は馬鹿なのか、それともわざと私に分からない場所を指定したのか。
どちらにせよ私は視聴覚室に行かねばならない。
教室から出て、校内を探し回ると見つけることができた。
中3の教室のある廊下の一番奥に薄暗く、気味悪い視聴覚室が佇んでいる。
視聴覚室のドアに付いている窓を恐る恐る覗く。
私の目に映ったのは───────
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作者名：免疫細胞 | 作成日時：2018年3月22日 12時
