十一話 ページ11
菊視点
私の入るクラスは3組で
そのクラスの担任教師は理科の教師。
教科書を抱えて先生の後について行き目的の教室に着いた。
教室を覗いてみると皆、読書をしていた。
読書の時間と言うものがあるらしい。教師が教室の中に入って行くのを見て私も入る。
自己紹介とクラスの皆んなに何か一言と言われたので自己紹介しながら刀剣男士はいないかと探す。
─────見つけた。
窓側の一番奥の席に座り、教科書を机の中にぶち込む。
教師が教室から出て行くと私の周りにいた生徒たちが話しかけてくる。
私の隣の席の子は宇野香奈枝というらしい。
そして前の席の男子は山田俊介。
宇野「菊って呼ぶから香奈枝って呼んで〜」
山田「あっ、俺もそうして欲しい」
菊「分かったよ。」
宇野「菊って彼氏いる？」
宇野がその言葉を発した途端にザワザワしてた教室が静かになる。
菊「いないよ(笑)」
山田「まじか。いるかと思った」
宇野「私も。めっちゃ美人だし。」
菊「美人なんかじゃないよ(笑)
私より美人な人だっているでしょ？」
暫くしてから教室は静かではなくなった。
少しホッとした。
山田「ここの学校さ、美女より美男子の方が沢山いるんだよな」
宇野「そうそう！ファンクラブとかもある程のイケメンいるしねー」
まさか...と思い聞いてみる。
菊「そんな人がいるの？」
宇野「うん、三日月さんとか一期さんとかさ」
山田「ほら、あれ見てみろよ。
あの青い髪が安定で赤い瞳のやつが加州。
髪がピンクのやつが亀甲な。
あいつらはモッテモテだ」
ここのクラスにいる刀剣男士全ての名前を言いやがった山田はいいなーというような目で彼らを見る。
宇野「菊は誰が好み？」
安定と清光は元主が沖田ということでずっと一緒にいたからそのような事を聞かれても........と思った。
菊「まだ学園に入ってきたばっかりだからよく分からないや。あはは」
山田はそりゃそうだろうなというような顔で頷いていたが宇野は目を丸くしている。
宇野「ええええ！！
だいたいの女子が彼らに一目惚れしてるのに........
菊って変わってるね」
あいつら一目惚れされてんのか......ってか一目惚れしないだけで変わってるってことはないでしょ
山田「いやいや、菊は変わってはねぇよ」
菊(そうだそうだ！！)
宇野「山田は菊のことどう思ってるの？」
何故にそれを聞いたんだ(白目)
山田「どうとも思ってねぇし/////」
えぇー.........
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作者名：免疫細胞 | 作成日時：2018年3月22日 12時
