俺たちのせいで時間が止まったみたいです。【JUMP】

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山田side


山田「もう、やだよ…俺のせいじゃん、こうなったのって…」

不意に口をついて出た言葉。

山田「俺のせいで、JUMPが壊れてく…ならもう、いっそのこと、このままでもいいよ！

それでJUMPの絆が戻ってくるなら、俺は…！」

光「山田！」

口が裂けても言えない、なんて思っていたけど、

こういう時に限って、俺は無意識にも酷い言葉を言ってしまう。

伊野尾「…山田。後輩もいるんだぞ…」

そうだよな…俺…かっこわり、

山田「…ごめん。ちょっと、頭冷やしてくる…。 」



自分の不甲斐なさに腹が立つ。



家を出て、エレベーターを使わずに階段を駆け下りた。



とめどなくこぼれ落ちる涙には、気付かないふりをして。




山田「お願い…はやく、元に戻ってよ…！」



どうにもできない、恐怖。

俺は死ぬまで…この世界で生きなきゃいけないの？




マンションを離れて、しばらくいくと交差点が見えて。

いつもなら、人の声しかしないほど賑やかなそこも、今日はしーんとしている。


…こうなったのも俺のせいだ、



そう考えるほど、なんとも言えない罪悪感が心を濁していく。



山田「ごめん、」



誰に当てたのかもわからない、その言葉を残して、俺はその場を立ち去った。

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