今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:141,461 hit
小｜中｜大
41 ページ42
.
望くんはそのまま、ルンルンで家を出ていった。
玄関に取り残された私は、変に緊張してその場から動けずにいる。
青「あ、せや……これあげる」
「なんですか、これ」
青「遊園地のペアチケット。知り合いにもらってんけど、男女やないとアカンねんて」
桃「あのカメラマンやろ!? ホンマ嫌味なやつ！」
帰り際に藤井さんから、そうやってもらったペアチケットを握りしめたまま立ち尽くす。
「がんばってな〜」なんて言っていた望くんの笑顔が目に浮かぶ。
紫「Aちゃん？」
「んえっ、はいっ!?」
急に後から崇裕くんの声がして、びっくり。
紫「驚きすぎ(笑) ん？ なんやそれ」
「あ、えっと、これは……」
崇裕くんは私の手ごとペアチケットを取って、まじまじと見ている。
「望くん迎えに来た、藤井さんにもらって……」
紫「そうなんや」
それ以上の言葉が出てこないまま黙っていると、崇裕くんが続けて口を開いた。
紫「明日行く？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 463人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ずみ | 作成日時：2018年2月6日 19時
