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シゲはそう言うと、私が思ってもいなかったことを話し始めた。
赤「俺ここに越して来る前から、Aのこと知っててん」
「えっ?」
赤「居酒屋におったとき、何回か会ってんねん」
私が外国人さんの接客を助けてくれたのがシゲやったこと、初めて気付いた。
それから、名札を変えたことを聞いてきた唯一のお客さんがシゲやったことも。
居酒屋のバイトを辞めてから随分経っていて、その頃の常連さんの顔なんて覚えてもいなかった。
赤「人生初の一目惚れやってん」
「……えっ!?」
赤「失恋したー思っても、諦めきれんくてさ。淳太に虹村って変わった名字の女の子が入居したって聞いて、ここ来てん」
「そう、やってんな……」
赤「やってることストーカーと変わらんやろ。俺、最低やわ」
「……でも、シゲはアイツとはちゃうよ。なんて言うか、私のことちゃんと考えて接してくれるもん」
赤「そう言ってもらえる資格ないけど、嬉しいわ」
そう言って、シゲは苦しそうに笑って私の頭を撫でた。
さっきみたいな、拒否反応は出ない。
赤「Aは強いな。もう大丈夫やん」
「……シゲのおかげやで。ありがとう!」
シゲに抱きつくと、遠慮がちに腕が回ってきた。
「よし! あっくんに謝ってくる!」
赤「わっ! 目腫れてブスになってんで」
「一目惚れした奴がよう言うわ!」
赤「う、うっさいな!」
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よりさまリクエスト
【トラウマを思い出した主人公をシゲが助ける話】
ありがとうございました☆
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更新&リクエスト消化遅くなってすみません〜!
前までのトラウマ回とは違う感じにしてみました。
照史くん巻き込んでゴメンなさい!
ちゃんと続きで取り戻します(?)
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ずみ(プロフ) - 緑が大好き過ぎちゃんさん» 今更コメントに気が付きました、スミマセン。嬉しいお言葉ありがとうございました! これからもよろしくお願いいたします◎ (2018年3月14日 19時) (レス) id: 22f00a611f (このIDを非表示/違反報告)
ずみ(プロフ) - らなさん» こんにちは。長らくお待たせしていたらなさんからのリクエスト、書かせていただきました。6のほうに掲載しましたので、よろしければご覧下さい! (2018年2月8日 17時) (レス) id: 22f00a611f (このIDを非表示/違反報告)
ずみ(プロフ) - 璃莉さん» リクエストありがとうございます! 6のほうに書いたものを載せたので、よろしければ読んでみてください◎ (2018年2月5日 0時) (レス) id: 22f00a611f (このIDを非表示/違反報告)
緑が大好き過ぎちゃん - お話ありがとうございました! ストーリーが良くて 、一人でにやけてしまいました(笑)これからも応援しています。 (2018年2月4日 16時) (レス) id: 6aea860c62 (このIDを非表示/違反報告)
ずみ(プロフ) - おばかのんをだきしめたいさん» 受験お疲れ様です◎ 少しでも息抜きにしていただけたら嬉しいです。ミッドナイトミッション、案外気に入ってます(笑) (2018年2月4日 12時) (レス) id: 22f00a611f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ずみ | 作成日時:2017年12月29日 21時