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桃「どないしたん?」
身体が大きなのんちゃんは、男の子を怖がらせないようになるべく小さくしゃがみ込んで話しかけた。
桃「誰と来たん?」
『ママ……』
桃「ママ、どこ行ったかわかるか?」
『ママおらんねん……』
男の子はそう言うと、泣き出してしまった。
すぐ近くのベンチに座らせて、泣きじゃくるその子を必死になだめる。
『ママ、どこ……っ?』
「ママきっと見つけてくれるから、それまでお姉ちゃんたちと一緒にいよか」
『うっ、うん……っ』
桃「ええ子や! なぁ、名前聞いてもええ?」
『ノゾム……』
桃「ノゾムって言うん!? 兄ちゃんもノゾムって言うねんで!」
『ほんまぁ?』
桃「ホンマやで! ええ名前やんな!」
『うん、ええ名前!』
迷子のノゾム君はのんちゃんと私と、3人で仲良くお喋り。
しばらくすると、どこからか女性が『ノゾム!』と呼ぶ声が聞こえた。
その女性に元気よく手を振ったノゾム君に、泣きじゃくっていた面影はない。
『ホンマにありがとうございました。ほら、ノゾムも』
『のんちゃん、Aちゃん、ありがとう!』
「もうはぐれたらアカンで?」
『うん!』
今度は私たちに元気よく手を振ったのぞむ君は、お母さんと一緒に歩いて行った。
桃「ノゾムやって。将来有望やな」
「なんや否定できんとこが腹立つな」
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yukinoさまリクエスト
【のんちゃんとデート中に迷子の男の子のお母さんを探す話】
ありがとうございました☆
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ずみ(プロフ) - 緑が大好き過ぎちゃんさん» 今更コメントに気が付きました、スミマセン。嬉しいお言葉ありがとうございました! これからもよろしくお願いいたします◎ (2018年3月14日 19時) (レス) id: 22f00a611f (このIDを非表示/違反報告)
ずみ(プロフ) - らなさん» こんにちは。長らくお待たせしていたらなさんからのリクエスト、書かせていただきました。6のほうに掲載しましたので、よろしければご覧下さい! (2018年2月8日 17時) (レス) id: 22f00a611f (このIDを非表示/違反報告)
ずみ(プロフ) - 璃莉さん» リクエストありがとうございます! 6のほうに書いたものを載せたので、よろしければ読んでみてください◎ (2018年2月5日 0時) (レス) id: 22f00a611f (このIDを非表示/違反報告)
緑が大好き過ぎちゃん - お話ありがとうございました! ストーリーが良くて 、一人でにやけてしまいました(笑)これからも応援しています。 (2018年2月4日 16時) (レス) id: 6aea860c62 (このIDを非表示/違反報告)
ずみ(プロフ) - おばかのんをだきしめたいさん» 受験お疲れ様です◎ 少しでも息抜きにしていただけたら嬉しいです。ミッドナイトミッション、案外気に入ってます(笑) (2018年2月4日 12時) (レス) id: 22f00a611f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ずみ | 作成日時:2017年12月29日 21時