君の声が好き 2 ページ5
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《毎朝北ちゃん見れるの、楽しみにしてるからね。》
「ん、成長したじゃんって思ってもらえるように頑張るね。」
Aちゃんが見てくれる、って思ったらなんだかもっともっと頑張れる気がした。
その後は、何気ない俺らのグループの話しとか、Aちゃんの作品の話で盛り上がって。
私も北ちゃんの落ち着いた低い声好きだよ、なんて言われたら、本人にそんなつもりは無いんだろうけど、やっぱりこの人は俺の心に火を点けるのがうまいんだよなぁって。
叶わない恋って分かってるし、叶えようとも思ってないのに無駄に好きだなぁって心臓を跳ねさせては抑えつけて。
ってあなた、じゃないけどさ。
散々俺の気持ちに火をつけてさ。
ついちゃった火が消えずに燻ったまんまなのよ。
スマホをハンズフリーにして、いつかに行った水族館で撮ったツーショットを眺める。
お揃いみたいなテイストの格好をして、それで俺の肩にちょんって頭を寄せるAちゃん。
自撮りだから距離も近くて、至極嬉しそうに笑ってる俺。
ふと反射した画面に映る自分も笑ってることに気づいて、随分燃費がいい片想いだな、なんてため息を吐く。
いつか、ほんとにいつか。
彼女の横で笑ってるのが俺だったらいいのにな、なんて考えながら心地のいい声を聞いていたら意識を手放してて、気づけば朝。
開けっぱなしのカーテンから入り込む日にハッとしてスマホを見れば、ラインの通知が数件。
開けば、一番上にあるのはAちゃんの名前。
�爐�疲れ様、おやすみ。ゆっくり休んでね？
また、ご飯食べにおいでね。��
昨日は寝ちゃってごめん、って言う謝罪と、いつなら空いてる？って予定の確認。
まだ会える日が決まったってわけでもないのに浮かれすぎる心。
浮かれすぎて緩んだ顔はYouTube撮影でも隠しきれず、コメントでも俺のご機嫌っぷりをツッコむものも。
俺ね、Aちゃんの声が好きなの。
でもね、こんなに浮かれちゃうほどに声だけじゃなくって、優しい手料理の味も、人懐っこい笑顔も、柔らかい香りも、何もかもが好きなのよ。
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侑夏(プロフ) - あ！完結してた！ずっと読ませて頂いてて最近は忙しくて見る事が出来てなかったんですけど、完結してて凄く嬉しかったって言うのと同時に。臣さんとくっついて欲しかったなって言う欲望！でも、完結おめでとうございますm(*_ _)m (2022年2月26日 2時) (
レス) id: c01e91e4d2 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初めまして。いつも小説楽しく読ませていただいてます。まるちゃん様の書かれる小説大好きです。今後も応援しています。 (2022年1月17日 18時) (レス) id: 3e61ba1c8b (このIDを非表示/違反報告)
ももちゃん(プロフ) - まるちゃんさん、初めまして。ずっと読んでいたのですが、初めてコメントさせていただきます。何度も読み返していた作品で少し寂しくもありますが完結おめでとうございます！今後もひっそりと応援しています！ (2022年1月11日 10時) (レス) id: d9d310dca3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - すみません（ ; ; ）『た』が入ってしまってました。。失礼いたしました(ノД`) (2021年12月29日 14時) (レス) id: 9f1c2fcc39 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - たまるちゃん様お返事ありがとうございます！そうだったのですね（ ; ; ）悪意ある方も少数いたりしますもんね…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡了解しました！楽しみにお待ちしております♡♡♡ (2021年12月29日 14時) (レス) id: 9f1c2fcc39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるちゃん
| 作成日時：2021年10月15日 21時
