変わらないこと（山田涼介） ページ37
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『涼ちゃんってホントに私のこと好きだよね』
「えっ、当たり前だけど。」
打ち合わせでうちの事務所に来てたらしいAをラッキーなことに偶然捕まえて、そのまま近くのカフェに。
向かいに座ってホットのカフェオレをゆっくり混ぜてるAをじーっと見つめてれば、困ったように笑ったAからそんな声。
考えることもなく、反射で口をついて出て来たのは「当たり前」ってセリフ。
『高校1年生の時に出会ってから、全然変わんない』
「…そうね、変わんないかも。」
転入して来ました、ってAがやって来た時はびっくりしたな。
もともと芸能コースのクラスだったし、年度途中の編入なんてめちゃくちゃあったから、普通の学校でのおっきなイベント、「転校生」なんて別に珍しいものでもなんでもないし、あの日もふーん、転校生ね、ってくらいだった。
先生に紹介されて入ってきた子は、なんていうか、見た瞬間にビビッときた。
世間で言うところの、一目惚れってやつ。
急に飛び込んだらしい芸能界、不安いっぱいって感じだろうに、ふんわりと柔らかい顔で挨拶するAに釘付けになってしまった。
正直、アイドルとか、モデルさんとか、女優さんとか。
綺麗な人なんていくらでも見てきたはずなのに、素人同然のAに心臓が震えた。
『涼ちゃん？遠くいってる。』
「っ、ごめんごめん。」
目の前に私がいるんだから、私に構ってよね。
小さくほっぺを膨らませて怒ったふりをしてる姿ですら可愛くて、あの日とおんなじようなあったかい感情が心にいっぱいになる。
『アリーナツアーやるんでしょ？
いいなぁ、行ってみたい。』
「マジで言ってる？招待するけど。」
『行っていいの？行きたい！』
「てか、そもそも今回も招待するつもりだったし。
いつも仕事で来れないじゃん？珍しいね？」
いつも一応ライブには招待するけど、なかなか仕事の都合がつかなくって来られないA。
来れなくても、一応ライブには招待するのが恒例なんだけど、珍しく今回は本人が来たいって。
初めてのことに、思わず頬が緩む。
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侑夏(プロフ) - あ！完結してた！ずっと読ませて頂いてて最近は忙しくて見る事が出来てなかったんですけど、完結してて凄く嬉しかったって言うのと同時に。臣さんとくっついて欲しかったなって言う欲望！でも、完結おめでとうございますm(*_ _)m (2022年2月26日 2時) (
レス) id: c01e91e4d2 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初めまして。いつも小説楽しく読ませていただいてます。まるちゃん様の書かれる小説大好きです。今後も応援しています。 (2022年1月17日 18時) (レス) id: 3e61ba1c8b (このIDを非表示/違反報告)
ももちゃん(プロフ) - まるちゃんさん、初めまして。ずっと読んでいたのですが、初めてコメントさせていただきます。何度も読み返していた作品で少し寂しくもありますが完結おめでとうございます！今後もひっそりと応援しています！ (2022年1月11日 10時) (レス) id: d9d310dca3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - すみません（ ; ; ）『た』が入ってしまってました。。失礼いたしました(ノД`) (2021年12月29日 14時) (レス) id: 9f1c2fcc39 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - たまるちゃん様お返事ありがとうございます！そうだったのですね（ ; ; ）悪意ある方も少数いたりしますもんね…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡了解しました！楽しみにお待ちしております♡♡♡ (2021年12月29日 14時) (レス) id: 9f1c2fcc39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるちゃん
| 作成日時：2021年10月15日 21時
