たまには引いてみる（山��賢人） ページ20
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押してダメなら引いてみろ、って誰が言ったんだっけ。
まぁ、誰でもいいんだけど。
俺ってそんなに賢くもないし、ぶっちゃけ駆け引きとかも苦手。
好きって思ったら好きって言っちゃうし、だから子供っぽいって言われちゃうのかもしれないけど。
予定を合わせてご飯を作りに来てくれたA。
お礼に、って買ってた予約しないと買えないパティスリーのケーキを持ってくれば、キラキラと目を輝かせてる。
『えっ！すごい！賢人くん！』
「Aの為にね、って思って！」
ありがとう〜！って手をパタパタさせる姿が可愛くって、思わず抱き締めそうになったけど、すんでのところで手を引っ込める。
「あっぶない、危ない！」
『何？どうしたの？』
いつものように抱き締められるもんだと思ってたのか、俺がハグしやすいように軽く腕を上げたまんま不思議そうに頭にはてなマークを浮かべてる。
首をこてん、って傾げて手をこっちに広げてる姿もそれはそれで可愛いんだけどね。
「いや！あれよ！
俺っていっつもストレートに愛情表現しすぎかな？って。
だからたまには引いてみよっかなぁって思ったの。」
『だとしたら賢人くん、それを私に言ったらダメだよ。』
「あっ！そうか！！」
なるほどね！って笑う俺に、「ほら！」って催促するように手を広げるA。
そのまんま、腕を引き寄せてぎゅってその華奢な身体を全部俺の腕の中に閉じ込める。
ほっぺにあたる柔らかい髪の毛とか、ふんわり香るバニラの甘い香りとか、可愛い声とか。
考えれば考えるだけ欲しくなるし、やっぱ大好きなんだよなぁって気づく。
「俺って駆け引き向いてない？」
『うん。』
「え？そんな即答するほど？」
『うん、向いてないと思うな。』
そのままの賢人くんが好きだよ、なんてふにゃんって笑う優しさに、もう何度目かわかんない恋に落ちた。
押してダメなら引いてみろ、って言うけど、やっぱり俺は押す方が向いてるみたい。
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考えるのは、君のこと（登坂広臣）→←僕、ちょろいんです（道枝駿佑）◇
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侑夏(プロフ) - あ！完結してた！ずっと読ませて頂いてて最近は忙しくて見る事が出来てなかったんですけど、完結してて凄く嬉しかったって言うのと同時に。臣さんとくっついて欲しかったなって言う欲望！でも、完結おめでとうございますm(*_ _)m (2022年2月26日 2時) (
レス) id: c01e91e4d2 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初めまして。いつも小説楽しく読ませていただいてます。まるちゃん様の書かれる小説大好きです。今後も応援しています。 (2022年1月17日 18時) (レス) id: 3e61ba1c8b (このIDを非表示/違反報告)
ももちゃん(プロフ) - まるちゃんさん、初めまして。ずっと読んでいたのですが、初めてコメントさせていただきます。何度も読み返していた作品で少し寂しくもありますが完結おめでとうございます！今後もひっそりと応援しています！ (2022年1月11日 10時) (レス) id: d9d310dca3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - すみません（ ; ; ）『た』が入ってしまってました。。失礼いたしました(ノД`) (2021年12月29日 14時) (レス) id: 9f1c2fcc39 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - たまるちゃん様お返事ありがとうございます！そうだったのですね（ ; ; ）悪意ある方も少数いたりしますもんね…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡了解しました！楽しみにお待ちしております♡♡♡ (2021年12月29日 14時) (レス) id: 9f1c2fcc39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるちゃん
| 作成日時：2021年10月15日 21時
