50話 ページ50
ウヒョク「ほらっぐいっと!!」
何度もお酒の説明を受けては一気飲みを押してくる…
それもお気に入りなのか…いろんな種類のワインがメインで…
最初は仕方ないと思い、一気に飲む。お酒なんて全く興味もないもんだから最近飲んでいない体に押し入れた…
すると突然の割と高いアルコールに体はびっくりして、頭がくらっとする…
一杯目からこんなのに…
もうこれで3杯目…
お腹が焼けるように熱くて…頭がいたい…
もう無理だという雰囲気を出しても
わかったと言いながら全然やめる気配もない…
相手も相手でかなりの量を飲んでいるはずなのに
全然酔う気配もない…
ウヒョク「そしてこれだよ〜これこれビンテージものだよ?こんなの普通じゃー飲めん!決して飲めんのだよ?ほらっこの機会にっ」
そう言ってグラスに注がれる赤ワイン…
まっまた…?
「あっあの…さっ流石に…あっの…もっもう……いい…」
ウヒョク「いいっていいって遠慮しないでいいから」
決して遠慮しているわけではない…
もうさすがに限界だ…
そう思っても断れないのは、相手方についた赤いシミ…
自分がよそ見欲していたから悪いのだ…
そう思っても、せめてもの罪滅ぼしというか
せめて…相手の機嫌は損ねないようにしたい…
そう思って4杯目になる赤ワインを
意を決して飲もうとした時だった…
誰かに急にワイングラスを取られた…
びっくりして振り向くと…
「えっ?…」
JM「いやー、ウヒョクさーんいいお酒持ってるじゃないですか〜僕にもくださいよ〜」
そう言って、赤ワインをまるで水を飲むかのように
口の中に入れた…
ウヒョク「やージミンくんではないか!!そうだろう!!俺はいい酒をいっぱい知っているからな〜」
驚いている私に構わず…話はどんどん進んでいく…
JM「よかったら僕と飲みません?」
ウヒョク「もちろんだよ〜!!ささっ飲んで飲んで〜」
JM「向こうの方もいい酒ありますよ?」
ウヒョク「お!わかってるね〜、最後に行こうとしてたところだよ!」
そう言って二人は人混みの中へと消えていった…
何が起こっているのかわからないくて…
ただ、聞くことしかできなかった…
ずっと、会いたかった人の背中を見つめながら…
ぼーっとしていると…
急に吐き気が襲った…
急いでトイレへと向かい
その場を後にした…
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作者名:SSS | 作成日時:2019年7月13日 12時