156.身分証 ページ7
rbr「よーしそんじゃあ次やな」
ロボロは持ってきた羊皮紙を広げる。
『普通の紙じゃないんですね…初めて見ました。羊皮紙』
rbr「お、羊皮紙知っとるんか。せやけどこれは、ちょっと小細工しとるんよ」
『…誰かの魔力を流し込んだってことですか？』
rbr「正解や。この国でやる場合は幹部の誰かやね」
『私のは…ロボロさん？』
rbr「あとグルさんやね。幹部と同じや。他は幹部の誰かの魔力羊皮紙や。なんせ数がなぁ…やから全員毎日魔力羊皮紙作らんと次の印付日に間に合わん…(グルさんの場合は鉄やけど…)」
『(印付日？まあとりあえず)お疲れ様です』
rbr「ありがとうな。てなわけで、Aも早速やるで。左手だしいや」
ロボロの手には針
『…はい』
rbr「はい。ちょっとチクッとするで〜」
ﾁｸｯ『いっ』
rbr「はい。それをここにつける。ついでに魔力も」
『はい…』
rbr「これでええで、じゃあちょいと待ってな」
ロボロが自身の魔力を流し込む。
すると…
『わ、すご…』
みるみると光る文字が自然と羊皮紙に書かれている。本名。性別。今の年齢。召喚された日時。位。書かれた日時。印付担当者。総統の名前。最後にロボロと書かれて終了した。
rbr「こんなもんか…普通の国民ならまだ他にも書くんやけど…異人やからなぁこんなもんやろ」
『…それにしてもすごいですね』
rbr「せやろ？しかも、これの書き換えはきちんと手順踏まなきゃ無理やから、簡単には書き換えできひんのよ」
『…戸籍だ』
ni「Aの所ではそう呼ぶのか？」
『そうですね。ここではなんて読んでるんですか？』
sn「ここでは身分証。紙はこれで、城で保管。実際に使うのはさっきつけた手の方」
『へ〜』
sn「さて、それじゃあ無事に報告しに行こうか。ついでにそこで今後について打ち合わせしよう」
『(今後？)』
ni「…俺が来る前、城中走り回ったんだって？」
『あ、』
ni「まあ、これに関してはあいつらの対策不足だからな…とりあえず行くか」
rbr「多分皆会議室やで、さっき終わったら来るように言われたんや」
sn「了解。なら行こうか」
『そういえば、この城ってあんまり金目の物置いてないですよね』
sn「そうだね、まあ、理由はいくつかあるんだけど…すぐに理解しやすいのは…あの2人かな？」
『(あーコネシマさんとシャオロンさんね)』
rbr「あの2人って言って理解できるの凄いわ。最近してないのに」
ni「まあ、今はそれよりも兵士の方だからな」
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眼鏡が似合わない人 - とても面白いです！これからどうなっていくんでしょう？いいところで切れてしまってるので、続きが楽しみです。無理せず頑張ってください。 (10月11日 17時) (
レス) @page50 id: bf3237f3d7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - めちゃ好きな物語です！続編楽しみにしてます！続編できるまで繰り返し読みます！ (9月9日 13時) (レス) id: f95f0b76ce (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はあもう好きすぎて無理 (8月26日 2時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！むちゃくちゃ好きです… snpi神が布着けてなかった事を初めて布着けた場面の時に知ったバカですどうも(( 更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年3月5日 18時) (レス) @page40 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2022年12月11日 0時) (レス) @page36 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zete | 作成日時：2022年2月7日 10時
