193.静かな会話 ページ48
sho｢……Aさん？大丈夫っすか？｣
『う、う〜、はい、、』
ci｢…そんな涙目で言われても……｣
皆がチラッとひとらんを見る。彼は任せてと言いたげに皆に笑みを浮かべた。その後ひとらんはAの方を向きまたもや笑顔でAに聞いてきた。
ht「…どうする？」
『ｽｯ…(ずるいよ…)行きます』
ht「良かった。おいで」
ニコッと笑ったあと両手を広げるひとらん。Aは確信犯め、と思いながらもしんぺい神から離れひとらんの元にいく。その後Aを優しく包みポンポンと背中をさすった。
ht[…待ってね]
優しくAにしか聞こえない声でそっと話す。
きっと、今は待って。と言うことだろう。何故ここで日本語を必要最低限しか使わないのだろうか……あまり日本語を使いたくなさそうなのはよく分かる。
〚…わかった〛
Aも顔をひとらんの胸に埋めながら呟く。聞こえないようにもそうだが、泣き顔なんて見せられたもんじゃない。
ht「……それじゃあ行ってくるね」
何回かAの背中をさすった後、皆に確認を取った。
特にしんぺい神が不安そうな顔を向けていたが、ひとらんは声には出さないで大丈夫だと伝える。周りもそれを見たのか、当初の予定通りにひとらんにAを任せることにした。
ひとらんも皆の反応がわかった為移動しようとAに声を掛ける。
ht「A。行くから捕まって」
『…』
Aは無言で腕をひとらんの首に回しひとらんはAを抱えた。
抱えられた後、後ろから優しくAに向けてグルッぺンから「ゆっくり休んでおけ」と声がかけられた。
コクっと無言で顔を伏せたまま頷き返事をする。
その後ひとらんがAの背中を擦りながら食堂をでて、一旦は食堂の場はお開きとなった。
しかし、一部始終を見ていた者達が直ぐに割り切れる訳ではなく、皆が皆黙ってその場にいた。
sn「はぁ、……わ(危な)」
溜息をつき立ち上がろうとしたしんぺい神がふらつき体制を崩す。倒れた訳ではないが、しんぺい神は頭を片手で抑えた。
gr「大丈夫か」
sn「大丈夫、大丈夫、そんなにだったから」
ケロッとした様に席に自席に戻る。皆がしんぺい神を心配していた。
tn「はぁ〜にしても、随分と凄いもんやな」
rbr「せやなぁ」
彼らがここに残り一部始終を見ていたのには訳がある。勿論Aについて見届けなくてはならなかったのではあるが、わざわざ仕事を"全員"が止めてでも行うには明らかに不自然である。
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眼鏡が似合わない人 - とても面白いです！これからどうなっていくんでしょう？いいところで切れてしまってるので、続きが楽しみです。無理せず頑張ってください。 (10月11日 17時) (
レス) @page50 id: bf3237f3d7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - めちゃ好きな物語です！続編楽しみにしてます！続編できるまで繰り返し読みます！ (9月9日 13時) (レス) id: f95f0b76ce (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はあもう好きすぎて無理 (8月26日 2時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！むちゃくちゃ好きです… snpi神が布着けてなかった事を初めて布着けた場面の時に知ったバカですどうも(( 更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年3月5日 18時) (レス) @page40 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2022年12月11日 0時) (レス) @page36 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zete | 作成日時：2022年2月7日 10時
