裏話4.メイドの意思表示 ページ40
Aが王族生活を始めれば、メイド2人はAの座学と訓練中だけ、許可があれば特別に幹部専用部屋に入れるようになる。今までは許可を貰うまでもなくダメだった。
彼女達がAに王族生活をさせたがっていた理由の1つはこれでもある。
彼女達は今までAの近くにいながらAのことを知ることが出来なかった。訓練、座学その他の事など、Aがどのような状態なのか知らなかった。世話役にも関わらず。
全てとは言わない。しかし、幹部達とAだけのことを自分達にも教えろと、手伝わせろという食堂での2人の静かな主張。これだけ聞けば生意気だ、しかしそれは
Aのそばにいる覚悟は出来ているという意思表示
一介のメイド2人が幹部達とAの集まる場に許可もなく赴き自身の意志を伝える。
ただ謝るのであれば許可をとってからでも、扉の前で終わるのを待ってからでも可能のはずだ。しかしそれをしなかった。それは静かな主張と
遠慮なんてするな
と言う彼女達の強い意思表示
長年幹部達を支えてきた者達だからこそできる行動。
決まりを守り、決して一線を超えず、線引きができる2人。勝手な行動もせず、付け上がることはしない2人
そんな2人がたとえ小さなルールでも破り幹部達の前に意思表示をした。分かりにくく回りくどくても、彼らには伝わる意思表示
それを幹部達は受け入れた
彼女達は政治的なこと、幹部の個人的な事などに一切関わらない。ただメイドとして仕えている。しかし、過去では幹部達の戦友でもあった。だからこそ彼らは彼女らに引き返せる道を残していた
異人専属でも”ただの世話役”としての道。超重要人物にならない道。Aに1人の時間を与えると同時に彼女達の逃げ道としての役割があった別々の行動
遠慮をするな
これは彼女らが革命の時に示した覚悟を、あなた方が忘れるなということでもある
食堂での、その時のAでは分からないような、些細な雰囲気の変化。貴族特有の表面化での駆け引き
そして何より”目”
グルッペンがニヤっと笑ったもう1つの理由
Aがグルッペンに話している時に見せた、本気の目。そこからの、言いたいこと分かりますよね？という微笑
幹部達がどんまいと思ったのは、勿論Aの王族生活に対してもだが
もう1つは、Aが今後いくら彼女達を危険から遠ざけようとしても、彼女達は逃げられないし、きっと逃げてはくれないことに対してだった
何せ今、自ら覚悟を持って退路をたったのだから
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眼鏡が似合わない人 - とても面白いです！これからどうなっていくんでしょう？いいところで切れてしまってるので、続きが楽しみです。無理せず頑張ってください。 (10月11日 17時) (
レス) @page50 id: bf3237f3d7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - めちゃ好きな物語です！続編楽しみにしてます！続編できるまで繰り返し読みます！ (9月9日 13時) (レス) id: f95f0b76ce (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はあもう好きすぎて無理 (8月26日 2時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！むちゃくちゃ好きです… snpi神が布着けてなかった事を初めて布着けた場面の時に知ったバカですどうも(( 更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年3月5日 18時) (レス) @page40 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2022年12月11日 0時) (レス) @page36 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zete | 作成日時：2022年2月7日 10時
