175.休日 ページ26
翌日7月3日の朝、いつものようにアンとマーサがAを起こしに来る。
最近長く眠るようになったA。しんぺい神に相談したところ魔法保有量が多くなった為、少しでも身体が慣れようとしているのだとか。
子供はよく寝る程、より早く魔力と調和出来る。寝る子は育つとはこのことだ。
ｱﾝ「A様。朝でございますよ」
『…？』
ﾏｰｻ「おはようございます。では足湯を」
まだ眠たいようで、ボーッとしているA。王族の生活をするようになってからは、朝から色々変わっていた。顔を洗うだけではなく、足湯、マッサージ、たまに足湯後爪も整える。
実は夜も色々変わっているのだが、まあ、それはお察しの通りだろう。ちなみに、その最中にマッサージも加わっている。
少しづつ意識を取り戻してきたA。初めこそ拒んでいたこの高待遇。しかし流石に1ヶ月もすれば慣れてくる。しかも快適なのだ。ただし、やはり風呂は慣れないらしい。
『(こんなにもだらけてる自分が嫌だ…どんどんダメ人間になってる気がする…)』
ｱﾝ「A様はいつもお忙しいですから、ここでは楽にしていただいていいのですよ」
マッサージをしながら言うアン。
『…別に忙しいとは思っていないけど…』
その返しにやはり少し驚いてしまう2人。
朝から晩までずっと何かしらがあり、休んでいるのは寝る時のみ、たまに周りから言われて休む日を貰っても、図書室に行き、ずっと本を読んでいる。しかし、Aは休息の為に本を呼んでいるのでは無いのだ。
文字を本当に、きちんと読めるようになっているのか確かめる為、加えてこの世界について知らない事を少しでも無くす為に、国、歴史、政治など、明らかに女の子供か好んで読む本では無いのだ。しかも本人に好きで読んでいるのか問えば
『だって効率いいでしょ？文字の確かめにもなるし、この世界のことも知れる』
と言うのだ。好きとは言わなかった。今自分はこうすべき、この方が効率かいい、と真剣に読んでいるのだ。まるで休んではいけないかのように…
図書室にいるエーミールも本当に休めているのか心配でたまに話しかけるのだが、質問されては答えるの、勉学のようになってしまう。その為、休日の本を読むのを休憩する為に、紅茶をすすめるという、休日とは少し言えない日々を送っている
そして、今日はその休日である。本当ならしんぺい神に今日から教えようと考えていたAなのだが、休みを取るようにと言われてしまった。
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眼鏡が似合わない人 - とても面白いです！これからどうなっていくんでしょう？いいところで切れてしまってるので、続きが楽しみです。無理せず頑張ってください。 (10月11日 17時) (
レス) @page50 id: bf3237f3d7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - めちゃ好きな物語です！続編楽しみにしてます！続編できるまで繰り返し読みます！ (9月9日 13時) (レス) id: f95f0b76ce (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はあもう好きすぎて無理 (8月26日 2時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！むちゃくちゃ好きです… snpi神が布着けてなかった事を初めて布着けた場面の時に知ったバカですどうも(( 更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年3月5日 18時) (レス) @page40 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2022年12月11日 0時) (レス) @page36 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zete | 作成日時：2022年2月7日 10時
