173.布 ページ24
ｱﾝ「お手数お掛け致します」
sn「それが仕事だからね。そこに座っといて」
そう言い奥の棚の方へ向かったしんぺい神
『(あ、ここでそれね)』
神と書かれた布を巻くしんぺい神。普段は布をしていない。Aも初めて見た。
彼が普段出歩く際は、つけるのではなく持ち歩いているようだが、今はどうやら棚にある物を使うらしい
sn「ああ、初めてだよねこれ」
顔の前にある布を指さす。Aは頷くが、そういえばイラストではあるなと思い首を傾げた。声を発さないのは見えているか確かめたかったからだ。
sn「あ、そっか。(向こうではあったのかな？)…見たことはあったっけ、使う機会はなかったけど」
アンとマーサが怪しく思わないようにいい感じに辻褄を合わせる
ｱﾝ「申し訳ありません…」
sn「別にいいよ…おや、結構強く打ったね」
『！ほんとだ、何で大丈夫なんて言ったの』
椅子に座り足を見るしんぺい神。アンはメイド服の裾を上げて右足の膝を見えるようにしている。しんぺい神の布は主に女性の足など普段見ない所を診察する際に使われる。
しんぺい神が過度に患部以外を見ないようにする為でもあるが、相手にしんぺい神の顔を見せないようにする為でもある。視線は気になるだろから
しかも、この布かなり優れもので、布を通して見た方がより患部がどこか分かるのだ。骨が折れていたらどう折れているかが分かるという。実に素晴らしい。
それなら人体の構造に着いても知っていそうだが、しんぺい神は内蔵の位置などは知ることが出来るが、実際中では何が起きていて、どんな構造で、何からできているのかなどの細かいことまでは分からない。確かにそこは知識の領域だ。
ならAが首を傾げた時はどのように見えていたのだろう
『(随分と凄い物があるもんだなぁ)』
sn「よし。大丈夫かな」
ｱﾝ「はい。ありがとうございました」
『…何で隠そうとしたの』
プンプンと言いたげなA。アンの膝は青あざが出来るの初めの、あの少し色が変わり始めた段階であった。
…アン。一体どれほどの力であの観光客に膝蹴りをお見舞いしたのだろう。
ｱﾝ「回復魔法で対象出来ると考えました。ご心配をおかけして申し訳ありません」
『(でた、魔法頼り)次からはきちんと言うこと』
ｱﾝ「承知致しました」
しんぺい神とマーサはこれくらいの怪我でここまで怒るとは、とても心配性だなと思ったが、よくよく考えてみればAのいた世界には回復魔法がなかったと思い出す。
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眼鏡が似合わない人 - とても面白いです！これからどうなっていくんでしょう？いいところで切れてしまってるので、続きが楽しみです。無理せず頑張ってください。 (10月11日 17時) (
レス) @page50 id: bf3237f3d7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - めちゃ好きな物語です！続編楽しみにしてます！続編できるまで繰り返し読みます！ (9月9日 13時) (レス) id: f95f0b76ce (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - はあもう好きすぎて無理 (8月26日 2時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！むちゃくちゃ好きです… snpi神が布着けてなかった事を初めて布着けた場面の時に知ったバカですどうも(( 更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年3月5日 18時) (レス) @page40 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2022年12月11日 0時) (レス) @page36 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zete | 作成日時：2022年2月7日 10時
