【d!】異世界人召喚の儀式Ⅱ (ページ43)

今日:85 hit、昨日:66 hit、合計:179,008 hit

92.優雅な座学ページ43

初めの魔力制御訓練はとくに派手な事は無く終わり。昼食を食べた後は座学の時間である。

図書室…

ｶﾞﾁｬ

『(うわ、凄い…これ図書"室"より館では？)』

図書室は真ん中が吹き抜けで3階建ての少し縦長の大きな部屋だ、パッと見た感じでもとてつもない量の本があるのがよくわかる。

em「Aさん、こんにちはお待ちしてましたよ」

優しく声をかけ挨拶をするのは座学でAに勉学を教えてくれるエーミールだ。

『あ､こんにちは。今日からよろしくお願いします』

em「はい、こちらこそ。では此方へどうぞ」

案内されたのは幹部専用と書かれた部屋。何と書いてあるのかは分からないが、先程の訓練同等恐らくそんな感じの事が書いてあるのだろうと思いながらAは部屋へ入る。

『わ、これはいい部屋ですね』

em「ここは幹部がゆっくり出来る用に作られてますからね」

そう言いながらAに席をすすめ、エーミールは奥へいく。どうやらこの部屋には窓から美しい庭が見えるだけではなく、奥にキッチンらしき部屋もあるらしい。

『(本当に、凄いな)』

em「おまたせしました」

ティーセットを持ってきたエーミールは紅茶を入れる。

『(いい香り〜)』

em「どうぞ」

『ありがとうございます』

ｽ
『とても美味しです！』

em「ふふ、それは良かったです、訓練でお疲れ様でしょうから適度に休憩を挟んで学んでいきましょうね」

『はい！ありがとうございます』

em「まずは今日学ぶ事からですね」

そういうとエーミールは手を出し魔法で本を引き寄せた

『！？』

em「ああ、これも訓練で出来るようになりますよ」

『(やってみたい！)』

em「とても楽しそうですね、では、今日はこの世界の共通語から学んだいきましょうか」

『はい！よろしくお願いします』

em「(いい意気込みですね)はい、まずは文字からですね…」

『(うーん、文字は以外と覚えにくいな)』

em「随分と覚えが早いですね、」

『いえ、まだまだです。けど、前よりも記憶力は良くなってる感じはしますね』

em(成程、Aさんの【強化】はもしかしたらこういうものかも知れませんね…)

em「そうですか、なら数字もやってしまいましょうか」

『はい』

『(数字は分かりやすいな、形が少し似てる…)』

カキカキ

em「数字の方が相性が良いですね、(これなら算術も…)」

em「Aさん、計算を少しやって見ませんか？」

『あ、はい(この世界の数学ってどれくらいなんだろう…)』