【溺愛】バカに効く薬はない【五条悟】

11、キスしないと出られない部屋の話 ページ13

「無理です！！無理ですぅぅぅ！！！！」

五「あはは〜、待て待て〜」

私は本気で逃げていると言うのに、相手はもうめちゃくちゃ楽しそうだ。海辺でも歩いてるのかな？あの人だけ。

キスしないと出られない部屋
そう、ご都合呪術。

五「もう鬼ごっこも飽きたなぁ」

やばいやばい死ぬ死ぬ
あれはもうやば

五「捕まえた♡」

背後から抱きしめられる。
それはそれは、優しく抱きしめられる。

「や、やめましょ、何か他の方法を…」

そもそも、五条先生ならこんなの突破できるはずだ。
なのにしない。why…。

五「覚悟決めろよ」

無駄にいい声でキメていってくる。

キスは逃れたい、が、追いかけ回されるというのも…

五条先生は私の肩を掴んで反対にする。
向かい合って、五条先生はの顔が近づいたきた。

「わ、わかりました！」

五「ん？」

「私から！私からやるので！」

いいことを思いついたのだ。

「キスって、別に唇じゃなくてもいいですよね？」

五「なぁに、ほっぺ？……まぁ、君からならいいけど。」

五条先生は少し残念そうだったが、大人しく待ってくれた。



ちゅっ、と音を立てながら、
私はキスをする。



五「…は？」


扉の開くが響いた。


私がしたのは、投げキッスである。
恥ずかしかったけど、普通にするよりは！


肩を掴まれる。
優しくなんかない、強くだ。

「あ、あの……」



五「覚悟しろよ」

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